待ち時間もレシートもなし。コロナ禍の新様式を取り入れた「ホットサンド専門店」新オープン
老若男女問わずインターネットやスマートフォンを使いこなすようになった現代。
キャッシュレス決済などの普及で徐々に日常に変化が起きていますが、新型コロナウイルスの蔓延という未曽有の事態となった昨今は、さらに非接触の決済手段が進行したと感じるかたも多いのではないでしょうか。
そんななか未来型飲食店の実験ビルとして、第1弾が日本橋に2020年12月にオープンした「GROWND -nihonbashi-」。
ビル内には「次世代型飲食店」のプロトタイプというホットサンド専門店「HOT SAND LAB mm(ホットサンドラボ・ミリ)」が登場。
こだわりが詰まった美味しさはもちろんのこと、「次世代型」という点についてもじっくりとご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
事前注文で待ち時間なし、店頭でもレシートなし。次世代ホットサンド店が登場
サクサクに焼き上げられたパンとあらゆる食材が織り成す大人気の軽食メニュー「ホットサンド」。
この一品を主役に「デジタルとリアルを行き来しながら楽しめる飲食店」というコンセプトを実証・実験するプロトタイプ店舗として誕生したのが「HOT SAND LAB mm」です。
「HOT SAND LAB mm」のリアル店舗は、1935(昭和10)年に開業した江戸前鮨屋「蛇の市本店」の移転に伴い、84年間に渡り切り盛りしていた店舗を受け継ぐ形でオープン。
文豪・志賀直哉の小説に登場する鮨屋のモデルでもある「蛇の市本店」の粋が漂う、趣のある内装が印象的です。
寿司のネタがズラリと並ぶ風景を思い起こさせる、老舗の重厚感が感じられるガラスのショーケースをあえて残し、使い込まれた木のぬくもりも美しいカウンターなど、古き良き昭和の江戸前を思わせる空間となっています。
同店が入居しているのは、三井不動産株式会社の1棟ビルと空き地を生まれ変わらせた食の複合施設「GROWND -nihonbashi-」。
期間限定で「食」や「コミュニケーション」「繋がり」の場を作り、さまざまな試みを行ってゆくという、日本の伝統と最先端の文化が入り混じる日本橋という街ならではの試みの舞台となります。
ユニークな試みのひとつが、1Fと3Fに入る飲食店に並ぶメニューの一部を卸売・EC販売できるように調理できる厨房設備が完備されているというもの。
通常のレストランやショッピング施設というだけでなく「製造拠点」としての能力も備えているという、まさに次世代のプロジェクトです。
そんな「GROWND -nihonbashi-」に居を構えた同店には、「食のセレクトショップ」としての機能も。
日本橋の老舗飲食店をはじめ、厳選された全国各地の食ブランドとコラボレーションし「気軽に老舗や全国各地の味を」と、バラエティ豊かなホットサンドが生まれました。
「蛇の市本店」からは、鮨屋ならではの厚焼き玉子がコラボレーション。豪快にサンドした「蛇の市の玉子サンド」で、
1889(明治22)年創業の老舗の味を堪能できます。
1566年に群馬・高崎で開業した「糀」と「糀菌」の製造販売を手掛ける「糀屋藤平」からは、伝統製法で作られた糀がコラボレーション。
「トマト糀のボロネーゼサンド」となり、健康とおいしさを兼ね備えたホットサンドができあがりました。
5代に渡り続く、和歌山の梅農家が営む梅干し屋「梅ボーイズ」。
人口甘味料や保存料などを使用せず、厳選された徳島県産のフルーティな赤紫蘇とともに作り上げた、こだわりの詰まった無添加の梅干しをサバと合わせた「梅ボーイズのサバサンド」は絶品。
ほかにも、いますぐ食べたくなってしまうメニューがズラリと並ぶ「HOT SAND LAB mm」。なんと、誕生したサンドのオリジナル具材たちは乾物や瓶詰となり、公式オンラインストアで購入が可能となっています。
直接お店へ足を運ぶことができなくても、自宅でホットサンドを再現したり、自分なりのアレンジを加えたりして楽しむことができるのが魅力。
定番から季節限定まで年間を通じてコラボレーションが計画されているのも嬉しいポイントです。
そして、さらに「次世代型」となるのがここから。同店は、クレジットカード・交通系ICカード・QUICPay・iD・QRコード決済のみが使用可能な「完全キャッシュレス」の店舗という部分です。
レシートも出ずに、欲しいサンドをサッと購入することができるため、体感でのわずらわしさが激減。忙しい仕事中でも立ち寄りたくなる便利さです。
また、注文は店頭以外にもWebサイトやアプリから事前注文ができ「受け渡し予定時刻」なども表示されるため、時間を一切無駄にすることなく商品を手にできるというメリットも。
来春には「App Clip」を使用し、最新のiOSを持つiPhoneならアプリをインストールしていなくても購入が可能。
店頭で巻き起こる「アプリを入れて会員登録をしていただけますか?」という“あの”やりとりがなくなると考えるだけでも魅力を感じるのではないでしょうか。
店内での購入情報もAIで分析され、メニュー開発やキャンペーン、広告などの施策に生かされていくとのこと。私たちが最も欲しい情報や商品が最善の形でしっかりと届くよう、次世代のテクノロジーが徹底して生かされています。
今後も「次世代型の飲食店」として様々な実験が試されてゆくという「HOT SAND LAB mm」、いち早くその味を堪能してみてはいかがでしょうか。
- source:PR TIMES
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