サンゴが魅せる青い絶景。水中写真家が驚いたまだ知らぬ海の美しさ
広大な海には、たくさんの生き物が暮らしています。地域によって出会える生き物たちも異なり、その種類は実にさまざまです。
見える景色も同じものはふたつとしてなく、一度出会えた絶景はとても貴重なもの。そのレアな瞬間をカメラにおさめた水中写真家・鍵井靖章さんの「絶景写真」をご紹介していきます。
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まだこんな美しい世界があったなんて
先日も広島の海のウミイチゴが群生しているポイントへ。2日目の潜水だったのでより大きな視点で全体を眺める。
板付きかまぼこサイズのウミウシがたくさんいて見ていると、ウミイチゴをちゅーちゅー、ガブってしたの!!!「いちご、ほんまに食べるんかい!」って海の中で突っ込んでしまったわ…。
現地のダイビングサービスの方に聞くと、もう方座浦で30年ダイビングサービスをしているとのこと。私も同じくらいの年月30年ダイビングしているけど、聞いたことがなかった。
三重県南伊勢にある海。まだ手付かず感が残っていてあまり人に教えたくない良き海でした。日本の海をこまめに潜ってますが本当に驚きの連続です。
どうして私を強引にここに連れてこなったの?と思えるほど素晴らしい海…ソフトコーラルが咲き乱れ海底は色にあふれている。インドネシアのコモドを思い出した。
その日の昨晩、17年間、この海でメインガイドを務めた方が今週で所属のお店を辞めて独立すると聞いた。私よりも一つ上で子どもが2人でまだ小さい。私は気がつかなかったけど涙ぐんでそれを昨晩話していたそうだ。
17年か…長いな…。私の写真が広報、宣伝に役立つならちょっと頑張ってみようかな…と思った。
お昼ご飯をお預けして誘われた海底。見たことのない分量の青いサンゴが繁茂していた。撮影しながらふと、息子が創作した海の物語を思い出した。本当にこんな世界があったなんて!いろいろ想像しながら、私にとっては随分と楽しく贅沢な時間でした。
朝から家の周囲の草抜きをした。雑草とそうじゃない植物を区別していると「なんで俺たちばっかなんだよ!!!」「そっちの葉っぱは抜かないのかよ!!」って雑草がそう怒り、また嘆いているように聞こえる…。Netflixで『夏目友人帳』を見過ぎたせいかな…なんか自然の全てが話しかけてくる…。
- image by:鍵井靖章
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