【絶景】水中写真家が改めて実感した、壮大な海が持つ無限の可能性

日々忙しく過ごしていると、自然が持つパワーに触れることも少ないかもしれません。海に潜る機会の多い水中写真家・鍵井靖章さんは、時々海の壮大さを改めて実感させられる瞬間があるのだそうです。

広い海の中で強く生きる魚たちの写真とともに、鍵井さんが実際に感じた気持ちを伝えてくれています。

無限大の可能性を秘める自然のパワーに圧倒

撮影地 モルディブ image by:鍵井靖章

真っ白な砂地は光がよく回るので、良くも悪くも明るい写真が撮影できる。

今、求めるものとは違うかもしれないけれど、撮影していてもなんだか気持ち良い写真が撮影できるので、嬉しくなってついつい撮影してしまう。

撮影地 モルディブ image by:鍵井靖章

場所によっては透明度が悪い。それでも潜降するとき、海に溶けるような感覚になる。すると写真を撮ることが二番煎じになって、また撮影する時とは違う心地良さを覚える。

その微妙な感覚を大切に改めて海の中を眺める。また何か違う物語が始まる予感…。

海という自然は、無限の可能性がありますね。いや、海だけではないですね。自然は偉大ですね。

撮影地 モルディブ image by:鍵井靖章

サメが寝ていたので、サメと一緒に総勢20名ほどで海中で記念撮影。

撮影者は私。撮影してみて思ったのが、写真は形を整えるということ。


今回の船上で初めましての人もいるけれど、フレームの中にみんなを収めるという行為は、なんだかみんなの形を整えるように思えて。

撮影したのは私だからそれを感じているのは私だけだけど。その写真をSNSにあげていつか今回のメンバーが見た時に、そう感じる時もあるのかな?と思った。

撮影地 モルディブ image by:鍵井靖章

ラストダイブでブリーフィング(事前説明)を聞き忘れたので、ポイント名も聞かずにボートに乗り込む。

もうこのままどこに潜るかもわからずに、ミステリーツアーというか、”海に潜って景色を見てから初めて確かめる”というのを楽しもう!と試みたの。

そして、そこから絵作りを構成していこうと。

で、エントリーしてみたら、何やらガイド陣の様子がおかしい。そして、少し経ってから「ここポイントちゃうねん!」とオーナーガイドがジェスチャーしてきた。

「え!」まさしく想定外も想定外。

面白いですね。キャリアのあるガイドでも間違える。まったく予想外過ぎて、逆に初めて見る景色がなんだか楽しめました。

撮影地 ロタ image by:鍵井靖章

限られた時間の中で光の写真を探していました。いろいろと見ていると、結構いろんなバリエーションを世界各国で撮影させてもらっているなと。

そんな機会を与えてくれた出版社、旅行者、仲間に改めて感謝です。

  • image by:鍵井靖章
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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