日本人は何も着ないの!?外国人が驚いた日本ならではの文化とは
古くから当たり前のように伝わるその国の文化はたくさんありますよね。例えば、欧米諸国では室内でも靴を履いたまま過ごすことが多いとされていますが、日本では脱いで生活するのが一般的。もちろん他にも海外とは異なる文化が存在しています。
それは日本人が「温泉」に入るときの、とある行動もそのひとつ。全国には多種多様な源泉が豊富にあり、国内外から訪れた人を癒していますが、実は世界的に見て日本人の温泉の入り方がとてもユニークなのだとか。
そこで今回は、外国人が驚いた「日本の入浴スタイル」についてご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
世界の温泉は「男女で水着」が当たり前?
日本だけでなく世界各地にもある温泉は、多くの人の心と身体を癒す存在です。例えば、ニュージーランド、ロシアのカムチャッカ半島、ヨーロッパのドイツやフランスなどでも温泉は保養地として親しまれています。
ただ、日本と異なるのはその入浴方法について。保養地の天然温泉であっても、男女で水着といったスタイルが基本で、場所によってはレジャーに近いのだそう。
そのため日本の温泉地を訪れて、大浴場などで知らない人と裸になって一緒に入浴することに抵抗を感じる外国人も少なくない様子。
温泉で何も着ないことに驚く外国人
「日本では温泉に全裸で入るのが不思議でした。親しい友人や、ましてや家族でも全裸を見せるのは恥ずかしくない?フィリピンにも温泉はあるけど、水着を着て入るよ」(フィリピン出身)
「日本の温泉は身体の芯から温まる温度で、身体の疲れがとれて大好きです。でも初めて温泉に行ったときは、知らない人がいるのに、みんなで一緒に裸で入ることにとても違和感を感じてしまいました」(台湾出身)
「台湾の温泉では水着が販売されています。たぶんイメージとしては日本のプールが近いかもしれません。大人も子どもも一緒に入る温水プールといった感じですかね。あと台湾には『日式温泉』といって日本スタイルで入浴する温泉があります。完全個室の貸切風呂などで裸で入浴することを日式温泉といいます」(台湾出身)
「私の母国で温泉(スパ)といえば、水着で入ることが一般的です。裸で入るといえば自宅のシャワーくらいで、知らない人の前で裸になることは滅多にありません。日本人はシャイだと思っていたのに、温泉ではむしろ自分の方がシャイだと感じましたね」(カナダ出身)
かつては日本でも、江戸時代に男女が一緒に入浴することもあったみたいです。当時の様子が描かれた絵画を見てみると、男性はふんどしなどを着用したまま。昔と今では入浴スタイルが違っていたようですね。
しかし現代は基本的に男女別で、何も着ずに入浴することが多いはず。
日本でもレジャー施設や一部の温泉地で、水着の着用が認められる場所もあります。しかしながら一般的には、男女が別々の浴槽に分かれて、全裸で入浴するスタイルがやはり日本流ですよね。
男女一緒に、水着を着て泳ぐという海外の入浴スタイルとは、やはりちょっと異なっているといえそうです。
もちろんどちらの入浴スタイルもその国ならではの文化を体験できて、新しい発見があるはず。今後、海外の温泉地を訪れた際はぜひ体験してみたいですね。
- image by:Unsplash
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。