大空に舞うアジア最大規模の絶景「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」
青い空を舞う、色とりどりの「気球」。トルコのカッパドキアなどは気球を含めた絶景として有名ですが、日本ではなかなか見られる光景ではありませんよね。
しかし実は、日本でもたくさんの気球が一度に舞い上がる絶景が見られるイベントがあるんです!それが「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」。
今回は初秋のお出かけ先としてとってもおすすめな気球の絶景イベントについて徹底解説します!
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
知ってた?バルーン、実はスポーツ競技です!
カラフルで巨大なバルーンが空へと舞い上がる熱気球。のんびりと優雅な空の旅、というイメージですが実はれっきとしたスカイスポーツ競技だということをご存じでしょうか。
バルーン競技はバルーン操縦の正確さや飛行距離に加え、「タスク」と呼ばれる種目をクリアすること。または、よりクリアに近づくことを競うスポーツです。
「タスク」は20種類以上ありますが、主に狙った場所に「マーカー」と呼ばれる砂袋をいかに正確に投下できるかや、狙った場所に着陸できるかなどが競われます。2年に一度は世界選手権も開催されているんですよ。
この「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」も楽しいイベントが盛りだくさんではあるものの、競技大会なのです。
そんな「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」とは、佐賀県佐賀市で毎年行われる熱気球のイベントです。
バルーン競技のイベントとしてはアジア最大の規模で行われ、国内のみならず世界各国から競技者が集まります。2022年は11月2日(水)〜6日(日)にかけて行われることが決定しました!
競技へ参加するバルーンは約80機ほど、そして競技ではなくイベントのみに参加するバルーンが約30機ほどが見込まれています。合計110機ほどのバルーンを見ることができる、世界有数のイベントです。
競技は午前と午後に一度ずつ行われ、その他の時間は来場者が楽しめるイベントがたくさん。バルーンに乗ることこそできないものの、間近で巨大なバルーンが膨らむ様子を学べたり、かわいい形のバルーンがたくさん膨らまされたりと見どころ満載のイベントです。
佐賀で行われるのには理由がある!?
バルーンは基本的には風まかせ。上昇と下降は操作できますが、左右への動きは風を読むしかありません。そしてその風は、場所によって吹く方向が異なりいくつもの層のようになっています。
とくに「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が行われる佐賀県佐賀市の佐賀平野の上空は、風の層がいくつも重なっておりパイロットの風を読む力が試される場所とされています。
世界でも屈指の競技に適した空なんだとか。だからこそこの場所で行われているのですね。
午前中の一斉離陸が必見!
バルーン競技について少し学んでおくと、バルーンフェスタをより楽しむことができます。競技が行われるのは午前と午後の一度ずつ。当日の朝、気象条件などを考慮しながらその日に行われるタスクが決定されます。
たくさんのバルーンが舞い上がる絶景が見られるのは競技の時間なので、朝一番に訪れるのがおすすめ。競技は朝7時ごろから開始されます。
朝日をバックにカラフルなバルーンが舞い上がる様子は必見ですよ。合わせて競技の様子も楽しめますし、一石二鳥!