【絶景】一生に一度の冒険がここに。水中写真家が大切にする海中での出会い
2022年も残すところあと少し。今年は皆さんにとってどんな一年でしたか?時間が経つのは早いもので、いつの間にか冬が訪れ、そして春へと季節は変わっていきます。
これから冬本番を迎える日本ですが、寒い時期だからこそ温かみのある景色に癒されたいと思うものです。そこで今回は、水中写真家・鍵井靖章さんが、カメラにおさめた「絶景写真」をご紹介。自由に気持ちよさそうに泳ぐ生き物たちにぜひ癒されてみてくださいね。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
大切にしたい、海の世界を信じる心
モルディブではたくさんの仲間と潜ったのですが、例えば、サメを見る場所が混雑していたら、私は少し距離を置いて別の場所で撮影したいなと思っている。
すべてがそうはいかなけど、別のメインな場所ではなくても、私はそこで素敵な景色を見つけることができると信じている。お魚を海を信じている。
海の中で撮影しながらいろんなことを考えて、撮影している事象や日々の出来事を思い返してはそれを言葉に変換して陸に持ち帰ろうとする。
そう思って上がってきて陸上でいろいろと過ごしていると、言葉に整えたものを忘れてしまうことも多い…(笑)
これは先日撮影したオコベティラというポイント地形で、薄暗い光の演出が良い感じでした。
以前、クルーズでご一緒しているまぐまぐを愛読してくれている女性が「やっぱり鍵井さんの写真はお魚たちの声が聞こえるみたい」と、いってくれた。そんな言葉がとても嬉しいし励みになる。
この写真は、先日撮影した沈船の壁の色。もうどこを撮影しても絵になると思って普段よりも軽い気持ちで撮影していたけど、そうではないですね。私が描きたかったのは違う世界線の世界地図。今度はもっと精密に構図を図ろう。
先日、海の仲間を積極的に撮影させてもらった。お魚を撮影するのとはまた違うエネルギーが必要になってくる。私のひとつの目標は「ダイビングって素敵な冒険なんです」という側面も撮影したいし、正直、アート、芸術の域に足を踏み入れたいと思っている。
そんな目標があるから、その日だけで6ダイブを終え、回数を重ねるごとにどんどんと欲と緊張感が高まっていく。この写真は、そんなダイバーを絡めた撮影以外で撮影した1枚。好きな写真だけど、今標榜してる写真ではない…かもです(笑)
すべてのダイビングを終えて今後の予定を見たら、年内、1日だけ11月の土曜日の予定がなくて。気がつくとお世話になっている方の還暦パーティーをしたい!となって、2週間のクルーズを無事に終えたのにまた勝手に一人で頭の中、忙しくなって…。
自分の仕事も忙しいけどそうでないとこで、半分くらい忙しいのかも…(笑)好きで勝手にやってるんだけど、言葉にすることではないかもだけど。みんなに支えてもらっているからね。そう考えると家族といる時間も確保しないと。
- image by:鍵井靖章
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