空飛ぶ船も?ヨーロッパ屈指の絶景「マルタ共和国」は中世の景色が残る世界遺産の街

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2024/09/05

真っ青な空と海の絶景。まるで浮いているかのように見える船。旅行好きの方なら、その写真や映像を見たことがあるのではないでしょうか。

海の透明度が高いために見られる神秘的な絶景は、一生に一度は見てみたいものですよね。

SNSで美しい写真が多く見られる昨今、空飛ぶ船と話題をさらったのが「マルタ共和国(以下・マルタ)」にあるゴゾ島コミノ島の絶景です。

久しぶりの海外旅行は思い切ってヨーロッパの美しい島へ出かけてみませんか?今回はマルタの美しい島々をご紹介します。

「マルタ」はどんな国?どこにあるの?

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マルタはヨーロッパ、地中海に浮かぶ島々からなる小さな国です。

イタリアのサッカーボール、シチリア島からさらに南へ下った場所に浮かぶ国で、国名のマルタ島、ゴゾ島、コミノ島を中心に成ります。

小さな国ですが絶景の島として知られ、ヨーロッパの方々のバカンス先の定番。世界的に見ても透明度の高い海に囲まれたビーチリゾート島です。

日本からマルタへ行くには?

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2024年8月時点で、日本からマルタへの直行便は残念ながら就航していません。そのためヨーロッパの主要都市で飛行機を乗り換えてマルタへ入るのが一般的なルートです。

マルタには国際空港がひとつしかありません。唯一のマルタ国際空港にはヨーロッパ各地、中東やアフリカの国からそれぞれ直行便が就航しています。日本からのアクセスは、ほぼヨーロッパ経由で訪れることになると考えて間違いありません。


ビーチだけじゃない!3つの有人島の魅力

image by:lkonya/Shutterstock.com

絶景のビーチをいくつも持つマルタ。バカンスのための島や、ビーチリゾートといってしまうと海を楽しむだけと思ってしまいがちですが、マルタは世界遺産、遺跡、街歩きも一度に楽しめるまさに一石二鳥の島国です。

観光の中心となる3つの有人島もそれほど大きくなく船も頻繁に行き来しているため、今日はビーチで、明日は世界遺産へ、その次はショッピングと滞在中飽きずに楽しむことができます。さまざまな楽しみ方ができるとあって、卒業旅行や女子旅、ハネムーンなどにもぴったりです。

マルタの3つの有人島を詳しく見ていきましょう。何を楽しむのか旅の目的を設定しておけば、より一層マルタを満喫できますよ。

1.美しい街並みが特徴的な「マルタ島」

マルタの首都バレッタや唯一の国際空港があるのが最も南に位置する「マルタ島」です。マルタの中では一番大きな島で、首都バレッタは街全体が世界遺産として登録されています。

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フェリーで近付いたとき、飛行機で空から見下ろすとき、一目見て首都バレッタの美しさに気がつくはず。世界遺産の街バレッタは、中世時代に築かれた城壁都市。無骨な城壁を今も多く残し、近代的なビルなどはあまり多くありません。

バレッタの美しさは統一された石造りの街並みにあります。街の建物は蜂蜜色のマルタストーンと呼ばれる淡い蜂蜜色の石で作られており、歴史を感じさせる佇まいのものばかり。どこを撮影しても絵になる美しさで、シャッターを切り続けてしまいます。

マルタストーンはマルタで産出される石灰岩のこと。薄いベージュ色の石は街づくりに使われるだけでなく、今ではお土産物屋さんにも多く並びます。マルタストーンの小物入れやアクセサリーはマルタならではです。

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マルタ島を訪れたら、必ず足を運びたいのが「アッパーバラッカガーデンズ」です。

こちらはマルタの絶景が見られる場所で、歴史は古く、17世紀半ばにイタリアから来た騎士団のために作られたとされています。

高台に作られた公園は、マルタの海とバレッタの街並みが一望できる絶好のスポット。クルーズ客船が優雅に寄港する様子もよく見られ、時間を忘れて景色を眺めていたくなる場所です。

アッパーバラッカガーデンズは式典などが行われる場所でもあります。そのため、ここには大きな大砲がいくつも並んでおり、なんと1日に3回も礼砲が見られるんですよ。もちろん空砲ではあるものの、迫力は満点。マルタの時報代わりの礼砲、ぜひ見物してくださいね。

2.「ゴゾ島」の大要塞とゴゾ大聖堂は見逃せない!

マルタ島の南に浮かぶ一回り小さな島が「ゴゾ島」です。マルタ島からも、後ほどご紹介するコミノ島からもフェリーが出ているので、あっという間に到着です。マルタからの日帰り旅行にもぴったりですよ。

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ゴゾ島の中心都市、ヴィクトリアの大パノラマが楽しめるのが大要塞「チタデル」です。中世の時代、海賊に襲われることの多かったゴゾ島はこのチタデルを作り敵の侵入を防ぎました。現在はゴゾ島きってのビュースポットとなっています。

マルタストーンで作られた美しい要塞は、保存状態もとてもよく中世にタイムスリップしたかのよう!

迷路のように入り組んだ細い道を抜けると、街を超えて海まで見渡せる絶景が待っています。ゴゾ島を訪れたら、まずチタデルへと足を運ぶことをおすすめします。

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ゴゾ大聖堂」は美しさもさることながら、ユニークな騙し絵で有名です。大聖堂に騙し絵?と思ってしまいますよね。中に入るとシンプルな外観とはうってかわって、バロック様式のゴージャスな大聖堂がお目見えします。

美しい大聖堂ですが、天井をよーく見てみると…騙し絵!一見天井に大きなドームがあるように見えるのですが、角度によって微妙にずれて見えます。

実はゴゾ大聖堂、もともとドームを建設する予定でしたが資金が足りず、せめてドームがあるように見せたい!と騙し絵にしたのだとか。世界中を探しても、天井に騙し絵のある大聖堂はゴゾ島だけではないでしょうか。

3.「コミノ島」のブルーラグーンでゆったりバカンス気分

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マルタ島とゴゾ島の真ん中に浮かぶ小さな島が「コミノ島」です。コミノ島はまさにビーチリゾート!透明度の高い海、真っ青なコミノ島の海はあの「空飛ぶ船」の写真が撮影された場所でもあります。

コミノ島には定住者は3〜4人しかおらず、観光客と観光業の人々がほとんど。ホテルも多くなく、基本的にはマルタ島やゴゾ島から日帰りで向かうリゾートの島です。

訪れる目的はやはり美しい海!コミノ島には「ブルーラグーン」と呼ばれる絶景の入江があり、観光客の多くはブルーラグーンでのんびり過ごすことを目的にコミノ島へと渡ります。

足元を泳ぐ魚がはっきりと見えるほど透明度の高いブルーラグーンはシュノーケリングにもぴったり。マリンスポーツも盛んに行われていますが、ビーチチェアでごろりと過ごすのも最高の贅沢です。


ヨーロッパのリゾート地でバカンスを!

今回はヨーロッパ屈指のリゾート地、マルタ共和国をご紹介しました。夏休みは思い切ってマルタ島へ、世界遺産と海を満喫する旅へとでかけませんか?久しぶりの海外旅行は開放感いっぱいのマルタを楽しんでみてくださいね。

  • image by:Arcady/Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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