5000円で今週はどこ行く?都内を新発見する「東京散策」千駄木〜上野編

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2025/01/11

知れば知るほど、新しい発見がある東京都内。遠くへ旅をしなくても、お散歩しながら楽しめるのもトーキョーならではといえるでしょう。

今回ご紹介するのは、「東京での日常を、旅するように過ごしてみたい」と考えるメルマガ『中村洋太の「5000円で旅する東京」』の著者・中村洋太さんの楽しみ方。

毎週行くエリアを決めて、5,000円で都内を旅しているのだそう。今回はどこを旅したのでしょうか?一部、メルマガの内容をご紹介します。

千駄木から上野方面を散策

image by:中村洋太

年に何度か、友人のCさん、Tちゃんと3人で出かける機会があります。前回は夏に大きなかき氷を食べ、その前は春にビール工場見学へ行きました。楽しく、大好きな友人です。

年末にまた集まろうという話になり、千駄木から上野方面へ散策したので、今回はその様子をお届けします。

おいしそうなランチをリサーチしていて見つけた千駄木の「イル・リストパスティフィーチョ・ダ・アッカ」というイタリアンを予約しました。

11時半のオープンとともに入店。カウンター席のみの小さなお店で、席数は最大で8人くらい。お店の端に山積みになったイタリアの伝統菓子パンドーロが、クリスマス風情を醸し出していました。

シェフは2010~12年に北イタリアのパドヴァで修行していたそう。ぼくも2010年9月にヨーロッパ自転車旅の途中パドヴァに1泊していたため、「ちょうど同じ時期、同じ街にいたんですね」と盛り上がりました。

「スクロヴェーニ礼拝堂」image by:Shutterstock.com

パドヴァには1222年創立(一千年前!)のイタリアで2番目に古いパドヴァ大学のほか、世界遺産に登録される「スクロヴェーニ礼拝堂」があります。


写真撮影は不可ですが、青いフレスコ画が美しい空間でした。「パドヴァ」という街の響きが、そんな懐かしい記憶を呼び醒ましてくれました。

ランチは税込み2,530円のコース(前菜+メインのパスタ+自家製パン)のみで、内容は日によって異なります。前菜は「潰したじゃがいもとプロシュットコット、モッツァレラチーズのピザ風オーブン焼き」。シンプルだけど実においしかった。

image by:中村洋太

メインのパスタは3種類から選ぶかたちで、この日は

  • A「タリオリーニ サルシッチャと千駄木産ピーマン」
  • B「グラニャーノ産 スパゲットーニ 千駄木産ナスのトマトソースと」
  • C「福島県産 金山カボチャのトルテッリ」

3人で全種類を頼んでそれぞれ味見し合いましたが、いずれもおいしかった。食後にコーヒー(追加440円)を飲み、大満足のプチ贅沢ランチでした。

image by:中村洋太

食事のあと、この辺りの名所ということで、根津神社に参拝しました。この神社の鳩はやけに太っています。おみくじ(100円)は吉。「新しき事を初めるによし」「時に乗ずると大漁を得る」

Cさんが、「(上野公園近くにある)桃林堂のサンタ帽を被ったたいやきを食べたい」と提案してくれたので、みんなで行くことに。


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この記事は約 7 分で読めます(2,676 文字 / 画像 9 枚)

<目次>

  • ・5000円で旅する東京 Vol.4 千駄木〜上野編
  • ・今週の本
  • ・今週のひと言
  • ・お知らせ
  • ・次回予告

  • image by:中村洋太
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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エッセイスト、旅行ライター/1987年、横須賀市生まれ。早稲田大学創造理工学部を卒業後、旅行会社にて海外添乗員&旅行情報誌の編集者に。2017年よりフリーランスとして活動。自転車で世界1万km以上を旅(欧州12カ国、アメリカ縦断、台湾一周など)したほか、東京から博多まで1270kmを徒歩で旅した経験も。自主制作の本『海外添乗員という職業から学んだこと』『旅と書くこと』を販売中。

 

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