経済大国の残像を追う日本が、真庭の「里山資本主義」から学ぶべきこと
現代日本における「豊かさ」とはどういうものでしょうか。 移住で見つける「私らしさ」発見マガジン「地域移住計画」では、日本は経済大国と呼ばれたかつての残像を追うのではなく21世紀の先進国から学ぶことが重要と話し、その指針の1つとなる 里山資本主義 の舞台のひとつ岡山県 真庭 市で行われるイベントについて紹介しています。
「世界経済の最先端、中国山地」で「 里山資本主義 」を学ぼう!
「真庭なりわい塾」この春開塾!
累計発行部数40万部を超えたベストセラー「里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く」の舞台の一つともなった岡山県 真庭 市で、「 里山資本主義 」の真髄を学べる「 真庭 なりわい塾」が始まります。
地域移住計画では「いま時代の最先端は田舎にある」と常々申し上げてきましたが、そのさらに先をいく地域として注目されているのが、いわゆる「 真庭 モデル」です。
詳しくは前述の著書を読んでいただければ、と思いますが。
真庭 市は、21世紀の先進国「オーストリア」の経済運営モデルを参考にして、山と森を活用した地域循環型エネルギーの活用に取り組んでいます。
ちなみに2014年の「一人当たりGDPランキング」で、オーストリアは14位(51,443USドル)、日本は27位(36,221USドル)です。
蛇足ですが、今年元日の日経新聞の社説では、「もはや日本は世界の中位国でしかない。という現状を認識するべき」と訴えていました。
「こびりついている世界第2の経済大国の残像の修正からはじめる必要がある」というのはまさにそのとおりで、これまでの日本の経済・社会運営の仕組みを延長するだけでは、もはや世界に通用しなくなっている、という現実を直視するべきなのでしょう。これからは発想を変え、オーストリアや北欧、スイスのような「21世紀の先進国」から、謙虚に学ぶ姿勢を持つ必要があるのだと思います。
人々の真の豊かさは、もちろんGDPだけで計れるものではないのですが、上記のような「21世紀の先進国」の国家運営のテーマが「安心」にあるというのも一つのポイントだと思っています。人々が暮らす上での「安心」を作り出すことが、「結果として」高いパフォーマンスと経済成長の実現に結びついている、ということですね。
さて、前振りが長くなってしまいましたが「真庭なりわい塾」では、そんな新しい時代の「豊かさ」と「安心」を得るための手法を、実践を通しながら学べる内容となっています。
1月30日には京都、31日は大阪、2月11日には岡山で開塾プレイベントが予定されています(参加費無料)。
ご興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。