冷えた身体を温もりに包まれる旅へ。冬の贅沢が味わえる「温泉の名所」ランキング

Array
2025/12/10

雪が舞い、吐く息が白く染まる季節。冬の訪れとともに恋しくなるのが、湯けむりに包まれる至福の時間ではないでしょうか。

温泉に浸かりながら眺める雪景色、冬ならではの美食、幻想的な光の演出。日本各地の温泉地は、ただ体を温めるだけの場所ではなく、心まで癒される特別な非日常空間へと進化を遂げています。

旅行アプリ『NEWT(ニュート)』を運営する株式会社令和トラベルが発表した「冬本番に行きたい“温泉の名所”ランキングTOP30」は、全国1,741の自治体を対象に、冬の温泉旅の魅力を多角的に評価。

情緒ある冬景色、光とぬくもりの演出、旬の味覚、癒しの滞在性、そして地域の人々が紡ぐ温かさを横断的に数値化していますので、冬旅の参考にチェックしていきましょう

温泉旅の魅力を測る5つの評価軸

今回のランキングは、全国1,741の自治体を対象に、以下の5つの視点(各20点満点)で総合的に評価されました。

  • 冬景の深み:雪景色や冬ならではの自然美の豊かさ
  • 演出力:イルミネーションやイベントなど、光と情緒の演出
  • 冬の味覚:カニや地酒など、冬に訪れたくなる食文化の魅力
  • 心地よさ:滞在環境の快適性や泉質の豊かさ
  • 人と地域:アクセスの良さや地域のもてなしの温かさ

これらの視点から、冬だからこそ訪れる価値のある、本物の温泉地が厳選されています。

第10位 神奈川県湯河原町(湯河原温泉)/81点

冬景18点/演出15点/味覚15点/心地17点/人と地域16点

image by:「海外旅行・国内旅行のツアーやホテル予約アプリNEWT(ニュート)」による調査(via PR TIMES

都心から約60分という好立地ながら、深い湯治文化が息づく「湯河原温泉」。この地の魅力は、伝統と革新が見事に調和している点にあります。

「おふろcafé HITOMA」に代表される現代型の温泉施設では、フリードリンクやコミックラウンジを備え、湯治という伝統的な概念を現代のライフスタイルに再定義。日帰りやワーケーション的な利用も可能で、週末には「温泉らくご」などのイベントも開催され、新しい温泉滞在のスタイルを提案しています。

仕事の合間に、週末のリフレッシュに。気軽に訪れられる距離感が、心と体を解きほぐしてくれます。


第9位 京都府京丹後市(丹後温泉など)/82点

冬景16点/演出15点/味覚19点/心地16点/人と地域16点

image by:京丹後市観光公社 /「海外旅行・国内旅行のツアーやホテル予約アプリNEWT(ニュート)」による調査(via PR TIMES

京都最北端に位置する「京丹後市」は、山陰海岸ユネスコ世界ジオパークのダイナミックな風景と、府内一の泉源数を誇る温泉地。この地を語る上で外せないのが、冬の味覚の王者「松葉ガニ」です。

ズワイガニ漁の解禁日から3月20日まで、市内の宿はカニ一色。極上のカニ料理フルコースを堪能した後は、温泉でゆったりと日々の疲れを癒す。美食と温泉、そして日本三景・天橋立という絶景要素も兼ね備えた、洗練された大人の冬旅が叶う場所です。

日本遺産の高級絹織物「丹後ちりめん」の産地としても知られ、歴史と文化の奥深さも感じられます。

  • 京丹後市
  • 京都府京丹後市峰山町杉谷889番地
  • 0772-69-0001(京丹後市役所)
  • 公式サイト

第8位 新潟県妙高市(赤倉温泉など)/87点

冬景18点/演出19点/味覚15点/心地17点/人と地域18点

image by:妙高市観光商工課/「海外旅行・国内旅行のツアーやホテル予約アプリNEWT(ニュート)」による調査(via PR TIMES

妙高山麓に広がる「妙高市」は、7つの温泉地が織りなす「七五三(なごみ)の湯」として親しまれています。5種類の泉質と3つの湯色を有し、湯めぐりを楽しみながら雪景色を眺める。そんな贅沢な時間が、ここでは日常です。

豪雪地帯ならではの深い雪景色の中、歴史ある赤倉温泉をはじめとする温泉街が点在。豊富な積雪を生かしたスキーリゾートも充実しており、温泉とウィンタースポーツを一度に楽しめる稀有な環境が整っています。

澄んだ空気の中での雪見風呂、新潟産の米や地酒、日本海の幸。温泉とアクティビティ、美食が三位一体となった、妙高でしか味わえない癒しの旅が待っています。

  • 妙高市
  • 新潟県妙高市栄町5-1
  • 0255-72-5111(代表)
  • 公式サイト

第7位 鳥取県三朝町(三朝温泉)/84点

冬景16点/演出16点/味覚18点/心地17点/人と地域17点

image by:三朝町観光交流課/「海外旅行・国内旅行のツアーやホテル予約アプリNEWT(ニュート)」による調査(via PR TIMES

世界屈指のラドン泉を有する「三朝温泉」は、古くから“湯治の地”として知られてきました。この地の強みは、心身のメンテナンスという本質的な価値と、冬の美食が見事に両立している点にあります。

冬限定の「蟹会席」では、日本海の荒波が育んだ「松葉ガニ」を存分に堪能できます。世界屈指のラドン泉で体を芯から温め、贅沢な蟹料理に舌鼓を打つ。日本遺産の地で味わう、至福の湯治と美食の旅が、ここでは叶います。

  • 三朝温泉
  • 鳥取県東伯郡三朝町三朝
  • 0858-43-0431
  • 倉吉
  • 公式サイト

第6位 北海道弟子屈町(屈斜路湖畔など)/87点

冬景20点/演出16点/味覚17点/心地16点/人と地域18点

image by:弟子屈町観光商工課/「海外旅行・国内旅行のツアーやホテル予約アプリNEWT(ニュート)」による調査(via PR TIMES

面積の65%が阿寒摩周国立公園に属する「弟子屈町」。この地の最大の魅力は、人工物に頼らない原始的な雪見体験ができる点にあります。

特筆すべきは屈斜路湖畔の「コタンの湯露天風呂」。雪景色の湖に白鳥が飛来する、極めて稀有な絶景露天風呂体験が可能です。日本最大のカルデラである屈斜路湖は、冬には結氷した湖面や御神渡り現象が見られ、夏とは全く異なる表情を見せます。

雄大な自然との一体感、生命の力強さを感じられる深い旅情。大自然を感じながら旅で疲れた体を癒す、究極の温泉体験がここにあります。

  • 弟子屈町
  • 北海道川上郡弟子屈町
  • 015-482-2191(弟子屈町役場)
  • 公式サイト

いま読まれてます
冷えた身体を温もりに包まれる旅へ。冬の贅沢が味わえる「温泉の名所」ランキング
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます