昭和のヒロインは美しい。モノクロで輝きを放った銀幕の女優たち
フランスの風が漂う国際派女優 岸恵子(横浜市出身)
現在も女優活動を続ける岸恵子さん。デビュー作『我が家は楽し』がヒットし、女優の道へ。映画『君の名は』が大ヒットし、主人公・真知子のストールの巻き方を「真知子巻き」と呼んでマネる女性が出るほどの社会現象になりました。フランス人の映画監督イヴ・シャンピと結婚を機に、フランスへ移住。
様々な監督の作品に出演しますが、中でも、市川崑監督とのコンビは有名で40年にものぼるとか。2000年に発表された『キネマ旬報』の「20世紀の映画スター・女優編」で日本女優の8位に。
エッセイストや小説家としても精力的に活動を続け、自身の恋愛経験をベースにかかれた『わりなき恋』は近年話題になりました。
タブーを破った接吻シーンが話題に 久我 美子(東京都出身)
共演者の岡田英次氏との「接吻」シーンが話題となった、映画『また逢う日まで 』(1950年)に出演し、当時話題を呼びました。当時はこういったシーンはタブーだったそうで、この「ガラス越しのキスシーン」は、日本映画史において最高の名シーンと呼ばれているそうです。
ちなみに「久我家」は、由緒正しきお家柄で、久我美子さんはお嬢様。村上天皇とつながっている華族の家柄だそうです。家柄も良く、美人の上、演技力もあったので、数々の名物監督に起用されたそうです。
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