猫好きが集まるお寺。豪徳寺はなぜ「招き猫」発祥の地と言われるのか?

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2017/05/24

井伊家ゆかりの地は「豪徳寺」

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招福殿より西に進むと「彦根藩井伊家墓所」へ。井伊家の菩提寺はこちらの他、浜松や彦根にもあります。

墓所内にはネコと出会った井伊直孝をはじめ、6 代彦根藩主・井伊直恒、10 代・井伊直禔、12 代・井伊直幸、そして 15 代で幕末期の江戸幕府で大老を務め「桜田門外の変」で暗殺された井伊直弼、16 代・井伊直憲の墓の他に正室や子孫などの墓が建てられています。

国の史跡に指定されている墓所内に足を踏み入れると、鬱蒼と樹木が茂り、静謐な空気に満ちているのを感じます。立派という言葉では言い表せないほど、聖地を訪れた時に感じる「気」のようなものを感じました。

豪徳寺内のあちこちでは、絵を描いていらっしゃる方たちの姿も。絵画グループで月に 1 度、都内各所でスケッチをされているそう。ある女性にお話を聞くと「豪徳寺に初めて来たけど、立派なお寺ね。絵になるところがいっぱいですよ」。

スケッチのため、豪徳寺に訪れたという訪問者も

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扁額の青い文字が印象的な五体の仏像が安置されている仏殿は井伊直孝の娘である掃雲院が、父の菩提を弔うために仏像を造らせ、1677年に建立したもの。

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三重の塔にはネコの彫刻が施されていますよ。ぜひ探してみてください!

豪徳寺
東京都世田谷区豪徳寺2−24−7
最寄り駅:東急・世田谷線「宮の坂」駅(徒歩約 5 分)/ 小田急電鉄「豪徳寺」駅(徒歩10分)

  • image by:御田けいこ
  • 掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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人生の設定は「いつでも、どこでも、食いしん坊バンザイ!」。人に会い、土地を歩き名物にふれ、郷土の味をあじわいつくす、をテーマに今日もどこかを踏みしめ歩いています。広島県生まれ。

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