最近、東京駅が面白い。JR改札内外から利用できる新業態カフェに潜入
オーダーを受けて淹れる本格派ハンドドリップコーヒー
このカフェでオススメしたいのは、農園や産地にこだわって選んだ豆を使ったハンドドリップコーヒー(400 円〜)。お店にはコーヒーマイスターの資格を持つスタッフもいる。
毎回オーダーを受けてから豆を挽く。ハンドドリップで淹れる様子を見られるのも嬉しい。フィルターに入れたコーヒー豆全体にお湯を注ぎ、蒸らす。美味しく淹れるポイントは、「中心に泡が立ち、少し盛り上がってくるのを確認して、お湯を加えること」だとか。
そして、店名の「5」をデザインしたオリジナルのマグカップに注がれる。フォームドミルク(泡立てたミルク)を入れたコーヒーもある。もちろん、ハンドドリップ以外のコーヒーもあるし、紅茶やハーブティーなども。
こちらは、お店のテーマカラー「SUN YELLOW」がキャッチーなテイクアウト用のカップ。目にすると何だかハッピーな気分。色のチカラって確かにある。熱気をケアする透明のプチプチカバーにもセンスを感じる。
Green&Brownな食事
「Green&Brown」をコンセプトにしたフード類は現代の感性をシェアするものが揃っている。green は野菜を、brawn は未精製フードを意味する。
『5CC オリジナルガッパオ(650 円)』には国産の十六穀米にタイ料理でおなじのガッパオ(鳥ひき肉の辛味炒め)をのせ、まわりに生野菜のサラダ、そして半熟卵がトッピングされている。ほどよい辛味と酸味、卵のまろやかさが口のなかで溶け合い、どんどん食べ進められる。こちら、ガッツリとオナカにたまるほど、ボリューミー。
名前を見た瞬間、コレ!と食欲中枢のツボを押さえられたのが、『ブラウン塩バターブレッド(290 円)』。ナイフでシリアル入りのトーストを切り込むと豆乳ホイップに雪崩のごとく覆われ、ほんのり甘いグラハムクラッカーとからめていただくとウットリ瞑目。このためだけにお店を訪れてもよいかもと本気で思ってしまうほど、アガる美味しさ。
その他、クスクスの入ったラップロールや別添えのバルサミコドレッシングをかけていただくサンドイッチ類、無農薬のレタスをはじめとする野菜や豆類、雑穀や燻しベーコンなど 17 品目が入ったサラダなども。
また、野菜やフルーツ、チアシードやグラノーラ入りのスムージー、ケーキやクッキーといったスイーツも用意されている。
ジェイアール東日本フードビジネスの販促・宣伝部の森大祐さんは「テイクアウトができ、手軽にお腹を満たしたいという方にはラップロールなどを。お店でしっかりとお食事をされたい方にはお米を使ったものやボリュームのあるサンドイッチといった具合に、東京駅付近で働かれていたり、東京駅を利用される方のニーズにも対応できるよう、メニューを開発しました」と話す。