鳥人間に負けない。手作り「いかだ」で多摩川をひたすら下る大会が大盛況
シルバーだって頑張るわよ!
レースは午前10時から、5チームずつ10分おきにスタート。それぞれのチームが工夫をこらした「いかだ」が次々に出発していきます。
中でも目立ったのは、活火山張りぼてを乗せた小菅村チームのいかだ。ご丁寧に噴火させながら進みますが、頂上から出てくるのは、なんと!赤い衣装を着た人。このチームは見事、最優秀企画賞を獲得しました。
「資源を大切に」とか、「安心・安全な街に」というスローガンを掲げた「いかだ」もちらほら。「資源を大切に」を掲げたチームは、必死で漕いでいるのは両脇の男性二人。中央の女子小学生はほとんど漕ぐ様子はなく、のんびりと川遊びを楽しんでいる風情です。その名も「狛江六小おやじーず」というこのチームは大会特別賞に輝きました。
雨が降っていないので、水深は浅く、「もういいや!疲れた」とばかりに、漕ぐのではなく、人が歩いて曳航するチームが多数出現。水が少ないので、思うように進まないのでしょう。
そのうち、魚の骨をかたどったユニークな「いかだ」が近づいてきました。レディース・ジュニア部門でのエントリーのようで、姿は目立つものの、必死で漕いでいる割には進まず。レースにはタイムを競うスピード部門と、デザインを企画部門があるということで、これは最初から企画部門狙いが歴然。予想通り、速さでは72位と下位ながら、企画賞を獲得していました。
そして、私が注目していたのは狛江シルバー人材センター「乙女隊」。60代とおぼしき乙女たちがアラビアンナイトの衣装を着て乗っています。
あの衣装で焦げるのか?と持ったら、2名の男性がついており、おやじーずの方式とあまりかわりないように思えます。とはいえ、この炎天下、あの衣装で果敢に多摩川下りに挑んだ、その心意気やよし!
シニアといえど、侮ってはいけません。スピードでは61位と以外にも予想より早くゴールにたどり着き、やはり企画賞を受賞していました。
92チームもあれば、最後に出発するチームは12時頃になってしまいますが、最後レースにはベテランチームがスピードを競うので、12分ほどでゴールしていました。