人気が復活!東京観光に欠かせない「はとバス」の経営戦略
◆戦略分析
■戦場・競合
- 戦場(顧客視点での自社の事業領域):バス観光
- 競合(お客様の選択肢):クラブツーリズム、エイチ・アイ・エス など
- 状況:国内の旅行市場は、訪日外国人旅行者が増加し続けている一方で日本人の旅行者は横ばいのようです。
■強み
1.多彩なコース、手軽で便利
- 年間で合計800コース以上ものコースを企画・運行
- 60分や90分などの短時間ツアーも充実
→本来の目的の合間(ちょっとした隙間時間)にも利用できます
2.質の高いバスガイド、観光を後押しするバス
- 観光地に関わる歴史や車窓から見える景色など様々な情報を教えてくれます
- 眺望がよくみえます
★上記の強みを支えるコア・コンピタンス
「運行、商品企画、運営、販売、全て自社で行う体制」
- はがきチェック会議
→お客様アンケートをすべてチェックし、サービスの向上を図っています - コース企画会議
→バス観光へこだわったユニークな企画を次々にリリース。ガイドや運転士の意見も取り入れています - オーダーメイドの観光バス
→2階建てオープンバス「’O Sola mio(オー・ソラ・ミオ)」などが集客に貢献しています - ガイド教則本をベースにしたガイド育成ノウハウ
→直接的な顧客接点でもあるガイドの教育に力を入れています
上記のような取り組みができるのも、自社の一貫体制があってこそだと思われます。例えば、企画のみを行っている企業では、観光バスのカスタマイズやガイドの教育などは、難しいですからね。
■顧客ターゲット
- アクティブシニア、ファミリー、若い女性を重点顧客層として設定しています
いま読まれてます