温泉もスイーツも紅葉も。三度美味しい「箱根スイーツコレクション」
箱根といえば温泉で有名ですが、秋の箱根は他にも魅力が満載です。中でも注目は開催中の「箱根スイーツコレクション2017」。箱根の誇る歴史あるホテルのパティシエ達が、技術とアイデアを尽くした絶品スイーツがよりどりみどりなんだとか。今年の秋は「温泉+スイーツ」で新しい箱根の魅力を発見してみてはいかがでしょうか?
もうひとつの箱根の楽しみ方。秋のスイーツコレクションは大人の味わい
まもなく秋の行楽シーズン。紅葉を愛でながら、温泉でのんびりと思っている方も多いことでしょう。その温泉に、もうひとつプラスの楽しみ方があれば…。そんな観点で、この秋、気になるのは「箱根」。
箱根ではちょうど今、湯本や強羅、仙石原など箱根エリアのホテル・美術館・ホテルで「箱根スイーツコレクション2017」を開催しています。開催期間は9月1日から11月12日(日)まで。この秋がちょうど20回目の開催だそうです。今年の参加は37店舗。それぞれが独自に考案したテーマに沿って、この期間だけのオリジナルスイーツを作り、提供しています。
それは魅力的!ということで、友人を誘い「大人の1泊2日箱根温泉&スイーツ堪能の旅」とシャレこみました。箱根は年代を問わない人気の観光地ですから、シニア世代の人たちもたくさん見かけます。もちろん温泉が一番の目的ですが、スイーツコレクションのようなイベントは女性たちのグループや三世代の旅にも受けそうです。
さて、37店舗もあれば、どこにするか迷います。そこで、お目当てのお店を探して、いろいろ動くことになりました。私たちも何度、強羅を通ったことでしょう。こうして周辺の様々なものに目が行くことで、地元の商店などにもメリットが生まれるのでしょう。
もっと多くの地元の商店を巻き込んで、自治体との協働事業として箱根町全体で開催することになれば、温泉の名物イベントとして、さらに盛り上がるのではないかと感じました。
本題のスイーツですが、どれも工夫満載で目にも舌にも印象的なものでした。とはいえ、「パティシエが一番大変です。いつも頭を悩ませていますよ」と教えてくれたのは、ザ・プリンス箱根芦ノ湖のマネージャーさん。相当のプレッシャーだそうです。
今回の旅では、頑張って5種類のスイーツを味わいました。どれもおいしくて完食。でも、考えてみれば、いい歳をした大人が2日間で5種類のお菓子は欲張りすぎだったかもとちょっぴり反省も。スイーツコレクションのパンフには、どれも魅惑的な写真が掲載されており、あれもこれも食べたくなってしまったのです。
ボリュームのあるスイーツの場合、ご夫婦、親子、友人などと仲良く分け合って、あれこれ話しながら食べるのがいいのではないでしょうか。
どのスイーツにも独自のテーマやパティシエの思いが詰まっています。味わった後、それを書き留めたカードをもらえます。読めば、なるほど・・・。集めると、枚数に応じたプレゼントがあるようです。
さて、さっそく、私たちがトライした5種類のスイーツを紹介しましょう。どれもSNS(インスタ)映え、間違いなしです。
由緒ある建物へのオマージュ
箱根富士屋ホテル・ラウンジオーキッドの「エスキス」。エスキスとはスケッチとか見取り図というフランス語とか。富士屋ホテルは平成30年4月から耐震工事を行うため、約2年間休業します。これは工事前の最後のスイーツコレクション。
表現されているのは、富士屋ホテルの敷地に建つ様々な建物。中央の本館はパイ生地とアップルパイ用のリンゴで作ったミルフィーユ、西洋館はブルーベリーのタルト、花御殿はキャラメルミルクチョコムースとフレッシュオレンジなどと、それぞれの建物をイメージしたプチケーキで構成されています。
どのケーキがどの建物?と考えながら食べるのも楽しく、ホテルの方々の建物への愛情とプライドを感じるひと皿でした。こんなに豪華で1,000円はお値打ち!
山々に囲まれたテラスで味わう
箱根ハイランドホテルでは「栗のティラミス」が味わえます。このラウンジには山々を望むテラス席があるので、天気のいい日は迷わずテラスを選ぶのがベスト。緑の芝生と山の景色、お皿のティラミス、マカロン、アイスの彩と味わいもいっそう映えます。
景色を楽しみながら、コーヒーをゆっくりいただき、しばらく立ち上がりたくありませんでした。もう少ししたら、紅葉の景色に変わるのでしょう。
リンゴのふたが開く!
続いては、ザ・プリンス箱根芦ノ湖の「リンゴの贈り物」。5品の中で可愛さNo.1のケーキでした。大ぶりのリンゴがお皿に乗って登場。このまま、ナイフとフォークで切って食べるのかと思いきや、なんと!リボンから上はふた。
そして、リンゴ全体がチョコレートなのです。リンゴ型のチョコの中にはリンゴのコンポート。
リボンの真ん中にはハート。蝶ネクタイや星などいろいろあるそうです。この見た目から、お子さんやお孫さん世代は大喜び間違いなし。ご家族や三世代での話題づくりにおすすめです。