【オトナの京都】闇夜に浮かぶ嵐山花灯路が美しい
嵐山の駅を下りると露地行灯が足元を照らします。和紙に包まれた暖かい行灯の光は、12月の底冷えする京都の夜を暖かいものにしてくれます。幻想的な雰囲気は昼間とは全く違うので、ワクワクしながら夜の散策を楽しむことが出来ます。見どころは沢山あり、その全てがそれぞれの素晴らしさを引き立てているのですが中でも見逃せないのが竹林と渡月橋です。
竹林の小径
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嵐山花灯路で、一番人気のスポットは竹林の小径(こみち)です。野宮(ののみや)神社から大河内山荘へ抜ける小径にそびえる竹林がライトアップされます。青々とした竹林がライトアップされ黄金色に染まる様は圧巻です。
観光客のほとんどがこの竹林をお目当に来ているので大変混み合います。特にこの辺りは小径というぐらいなので道幅が狭くあまり長い間見ていることは出来ません。じっくり目に焼き付けて進みましょう(笑)。強いて言えばライトアップが始まる17時直後や、20時半の消灯直前などが比較的空いているかも知れません。また平日は比較的人が少ないので狙い目ですよ。
渡月橋
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嵐山花灯路で、2番目に人気のスポットは渡月橋です。ライトアップされた渡月橋は闇夜に浮かび上がり、背景の嵐山はレインボーカラーに照らしだされます。渡月橋、大堰(おおい)川、背後にそびえる嵐山がグラデーションのようにライトアップされている光景は是非見て欲しいと思います。この辺りはお土産やさんも多く大変賑やかな場所なので混雑は覚悟して下さいね(笑)。
その他でおススメなのは法輪寺です。法輪寺では毎年恒例のイベントで、お堂に向かって「プロジェクションマッピング」が行われます。プロジェクションマッピングは、建物など立体物への映像の投影のことです。最近はよく色々な場所で行われているのがニュースなどで取り上げられていますよね。
法輪寺は、十三参りで全国的に有名なお寺です。数えで12歳になる子供が福徳と知恵を授かりにお参りするお寺です。境内の静けさとは裏腹に、お堂に映し出された色彩がとても鮮やかです。嵯峨・嵐山エリアとはいえ、渡月橋を渡って外国人観光客に大人気のモンキーパークの近くにあるので穴場と言った感じです。法輪寺は山の中腹にあるので、嵐山の市街を一望することが出来ます。是非、夜の法輪寺から花灯路で賑わう嵯峨・嵐山の夜景を見てみて下さい。なかなか夜の法輪寺には行かないですからね~。