オリーブ栽培で町おこし?神奈川県二宮町と石川県七尾市

二宮町を視察

今回二宮町で視察したのは「まつき農園」さんと湘南オリーブの先駆者「ユニバーサル農場」さんのオリーブ園で、まつき農園の松木秀雄さんが案内してくれました。

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二宮町は「湘南オリーブの郷」としてブランド化を推進している
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観光農園化をめざすまつき農園のオリーブ畑

みかん畑とオリーブ園が混在する山間の「ユニバーサル農場」では現在500本もの木を植えています。

日照量が多く苗木の生長が早いため定植から3年か4年で4メートルにも達するとのことで、これは羨ましい話でした。

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大きく生長したユニバーサル農場のオリーブの木


ただ、山を伝ってイノシシが園内に侵入し、あちこちの地面が掘り返されていたし、それ以上にオリーブにとっては致命的なオリーブアナアキゾウムシによる被害やカメムシやアブラムシが原因の煤病なども蔓延し、対策に追われていました。

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丹沢山系の山並みに隣接するように広がるオリーブ畑
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掘り起こされたところはイノシシの仕業
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カメムシが原因とみられる煤病


ところでIBMの技術者だった松木さんは定年後に夫婦でオリーブ栽培に傾倒し、観光農園化をめざしています。オリーブをベースに次々に事業化を目論む松木さんのアイデア力に感服した次第。

「草刈り作業って大変でしょ? でもさ、来てもらったお客さんに乗用草刈り機に乗ってもらって自分で運転して園内を回ってもらえば、それだけで雑草はほとんどなくなってしまうよ。それにオリーブの盆栽のワークショップだってここでやってるよ」

うーん、こういう発想は僕のような凡人にはできません。松木さんは実際に中古の乗用草刈機を導入していたし、イベント用にと園内に2畳の畳を敷いていました。


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まつき農園の乗用草刈機。客に運転させて草を刈るそうな
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オリーブ園の中に敷いた2枚の畳。イベントなどで使用する

 

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能登島オリーブ園入口のプレート

またユニバーサル農場さんと組んでオリーブの実や葉っぱを使った六次化にも取り組み、いくつも商品化を実現しています。

とにかくびっくり仰天のアイデアマンのうえに度量が広く、オリーブ栽培の後輩である僕たちにとって参考になることを惜しげもなく披露してくださるありがたい先輩でもありました。

松木さん、本当にお世話になりました。

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