海外からの観光客がこの1年で爆増。今、なぜ「山陰ルート」旅が人気?
12のエリアをつなぐ3つのおすすめコース
「山陰インバンド機構公式サイト 縁の道〜山陰〜 」は12のエリアに分かれており、これらをつなぐかたちで3つのモデルコースが紹介されています。
山陰インバウンド機構の担当の方にヒアリングしたところ、首都圏・関西圏・瀬戸内エリアからも国内線、JRパス、高速バス、レンタカー等を利用して、12のエリアを組み合わせて自由に楽しんでいるようです。
【モデルコース①】縁結びの聖地で幸せを結ぶ旅
出雲大社や八重垣神社、いなばの白兎神話のある白兎神社など、縁結びにちなんだ観光スポットを中心に、鳥取砂丘やゲゲゲの鬼太郎ロードなど有名なスポットもめぐるルートです。
【モデルコース②】山陰ならではのアクティビティを満喫する旅
鳥取砂丘ではパラグライダー、浦富海岸ではシーカヤック、大山から日本海までのダウンヒルサイクリングなど、アクティビティづくしのコースです!体力のある人・体を動かすことが好きな方におすすめです。
【モデルコース③】世界遺産・日本遺産見聞録
アジア初の産業遺産として世界遺産登録されたや、日本遺産として認定された、日本古来の製鉄技術・奥出雲のたたら、日本一危険な国宝鑑賞・三徳山、日本遺産に認定された「大山」など、山陰にしかない歴史や文化の宝を巡る旅です。
言葉だけでは伝わらない美しさをドローン活用4KプロモーションビデオでPR
山陰地域の島根県と鳥取県は協力して、外国人向けのプロモーションビデオを制作しており、現在youtubeで公開されています。
再生回数はなんと570万回を超えています!コメントには、外国人の方はもちろん、日本人からも絶賛する声があがっています。
山陰インバウンド機構の担当の方によると、「動画により視覚的に山陰のすばらしさを訴求しています」とのこと。
言葉だけでは伝わらない、心に響くような絶景の動画を見た外国人の方々が、近隣の韓国、台湾、中国だけではなく、世界各国から旅行で山陰を訪れているはず。
動画再生はヨーロッパなどのGoogleへデジタルプロモーションを実施したり、ミシュラン・グリーンガイド山陰WEB版を展開するなど、様々なプロモーションを行っています。
以上、日本でいちばん人口が少なくても頑張っている「山陰」のインバウンドの取り組みはいかがでしたでしょうか。
日本全国で頑張っている地方自治体はまだまだたくさんあると思いますが、社会の流れをうまく取り入れて、自分たちの街の力に変えていくことができればいいですよね。
image by: Route Romantique San’in 公式フェイスブック