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そろそろ沖縄恋しい。日本の美しき離島「石垣島」で早くも海開き

小林繭
小林繭
2018/03/24

毎年、桜の開花ニュースに色めき立つころ、沖縄では海開きのシーズンを迎えます。まだまだ本格的な盛夏を迎えるまでは時間がありますが、晴れて天気のよい日の沖縄は本州の感覚で言えばすでに初夏。沖縄の言葉で“うりずん”と呼ばれるこの時期は、1日ごと季節がぐんぐん夏へと近づいていき、海も空も、花も木々も、島に息吹くすべての生命がみるみるうちに原色の色彩を取り戻していく季節です。

玉取崎展望台から海を望む

このうりずんを一年のうちで一番過ごしやすい季節だと言う島人も少なくなく、今年の沖縄旅のスタートを切るにもよいタイミング。どうせならなるべく南に行きたいので、石垣島の旅などいかがでしょう。沖縄本島からさらに約410km南西に位置するこの島は、竹富島や波照間島をはじめとする八重山の島々への旅の玄関口。ちなみにその距離を東京に置き換えてみると、直線にして神戸までが約420km。石垣島と沖縄本島は思っているよりずっと離れていることがわかると思います。

ビーチもマングローブも夕陽もホタルも満喫! あれもこれも欲張りを叶えてくれる島

空港から市街地まで車で約30分。川平湾までが40分。最北端の平久保灯台まで行っても50分と、石垣島は意外にコンパクト。初めての石垣島ならまずはレンタカーで一周ドライブがおすすめ。 

世界有数の透明度を誇る川平湾

最初に目指したいのは島随一の景勝地「川平湾」。誰もが絵葉書で見たことのあるあの風景ですが、本物を目にするとうわぁぁ!ってなることは間違いないのではずせません。眩しく光り輝くブルーのグラデーションの海は世界有数の透明度を誇り「西表石垣国立公園に制定されています。湾内を遊覧しながら海中の珊瑚や魚たちを覗くグラスボートがここでの定番アクティビティ。すぐそばにある「川平ファーム」では、この川平湾を眺めながらテラス席で美味しいジュースがいただけるので、グラスボートの後にぜひ足を伸ばしてみて。南国らしいパッションフルーツやパイン、マンゴーなどのジュースやジャムはお土産にもおすすめです。

コバルトブルーの海が広がるリゾートのビーチ

真夏の炎天下ではとても真昼のビーチを歩く気にはなれませんが、この時期はビーチ散歩が気持ちいい季節。島にはぐるりと様々な景観のビーチが点在するので、お気に入りを探してビーチホッピングも楽しい石垣島の遊び方です。ガイドブックに必ず登場する「米原ビーチ」や「底地ビーチ」といった整備されたビーチの他にも、まったく自然のままの手付かずのビーチがいくつも点在し地元の人たちに大切にされていています。

崎枝のビーチは、手つかずの自然そのまま

「クラブメッド川平ビーチ」のそばにある川平石崎のビーチはいつ訪れてもほとんど無人だし、字久良のビーチではよくウミガメの姿を見かけます。崎枝にはちょっとした獣道で崖を降りて辿りつくようなビーチも。パラソルが並ぶリゾートのビーチも素敵ですが、自然のままのビーチこそ石垣島の景色だと思うのです。

パンナ岳から市街をながめる

海だけと思われがちな石垣島ですが、パンナ岳や於茂登岳などの山もあり(といっても一番高い於茂登岳で500mちょっと)、近年の山人気はここ石垣島にももちろん及んでいて、気軽なトレッキングや山登りを楽しむ人も増えています。マングローブが生い茂る河口を抜けカヌーで川を行くカヌーツアーは亜熱帯の島ならでは。ちなみに宮良川のマングローブは国内最大の面積です。ゆったりと島のリズムにひたりながら川面から眺める景色を記憶に刻んでみてはいかがでしょう。

平久保灯台

そして、ドライブのハイライトとなるのが島に点在する見晴らしスポット。東の玉取崎、西の御神崎、北の平久保崎、市街を見渡すパンナ岳の展望台などいくつものポイントがあり、荒々しくダイナミックな絶景や吸い込まれるような大海原などそれぞれに異なる石垣島の表情と出会うことができます。

西側にビーチが点在し見晴らしのよい場所が多い石垣島ではどこでサンセットを見るかというのも考えておきたいポイントです。夕陽の名所として知られる御神崎では崖の上から大海原に沈む迫力満点の夕陽を見ることができるので、サンセットタイムに合わせて訪れるのも名案。市街地の近くであればフサキビーチも定番ポイント。

そして、この時期に石垣島に行くなら、楽しみにしたいのがリュウキュウアカショウビン。毎年春になると島に渡ってくる真っ赤な渡り鳥で、全長27cmほどとけっこう大きく「ヒョロロロロロロー」という鳴き声が特徴。真っ赤なのでどこにいてもとても目立ち、見つけるのも難しくありません。ドライブやビーチを散策しているときっと出会えると思います。

さらに3月から5月はヤエヤマホタルの時期なので、夜のはじめごろホタル狩りが楽しめます。青白い光を放ちたゆたうように宙を飛び交う光景はとても幻想的。あたりにはコノハヅクの鳴き声が響き、空を見上げれば南国の夜闇を彩る満点の星空。日が暮れてからの島は、自然のエネルギーが一層濃く感じらえる場所で、その生命力の豊かさに感動すると思います。リゾートに泊まって優雅に南の島を楽しむもよし、民宿に泊まって“ゆんたく”で島人との親交を深めるもよし。今年はエコな魅力にあふれた石垣島一足早い初夏の旅に出かけてみませんか?

写真:小林繭

小林繭

東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。沖縄、ハワイ、島、旅モノやロハスネタを発信中。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。

そろそろ沖縄恋しい。日本の美しき離島「石垣島」で早くも海開き
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