体力年齢が若返ったら5万円。町ぐるみでライザップした長野県伊那市

TRiP EDiTOR編集部
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2018/05/17

体力年齢が10歳若返ったら5万円」という条件で、長野県伊那市が町ぐるみでライザップに取り組み、驚くべき成果を挙げたそうです。一体、どんな取り組みなのでしょうか。

これは、市内の高齢者に週1回の講習に3ヶ月間参加してもらい、その前後の体力年齢が条件より下がり若返りに成功すれば報酬が支払われるというもので、市民が頑張れば頑張っただけ、市が受け取る報酬が増え、同時に高齢者も元気になるといううれしい仕組みです。

成果報酬の計算ルール
(1)「体力年齢が10歳以上若返った人数」×5万円
(2)「参加者全体の医療費削減額の50%」が、(1)を上回る場合は、その差額を加算

長野県伊那市は、人口の3人に1人が65歳以上。高齢化が進む中、急務となる医療費削減のため、この自治体向けプログラムの導入を決意しました。
その結果、3ヶ月後に、伊那市の高齢者の方々は下記のようにびっくりするほど若返ったそうです!

参加者の体力年齢が、10歳以上若返る結果に!

プログラムを3ヶ月実施した結果、参加者のうち89.7%が体力年齢10歳以上の若返りに成功し、体力年齢の若返り平均は36.89歳となりました。

※N=39名(プログラム実施の前後で体力年齢を測定できた人数)
※計算式は筑波大学の研究機関THFと共同で開発した「RIZAP式体力年齢推定式」を利用。

つまり、39名 x 89.7% = 34名が約束の10歳若返りに成功したので、伊那市は少なくとも34名 x 5万円 = 170万円をゲットできたんですね。

9割の参加者が「健康増進プログラム」に満足

「健康増進プログラム」に参加した合計46名にアンケート調査をおこなった結果、満足度は92.3%となりました。食事への意識運動への意識も94.8%が改善したと回答。「またやってほしい」「もっと食事法が知りたい」など、多くの反響がありました。

詳しい実施の様子は、報告動画をご覧ください。

「健康増進プログラム」アンケート結果

参加者のコメント(一部)

・良い企画であったと思います。もっと参加者が増えるとよいです。とても良い機会を与えていただき、感謝しています。
・先生の語りもおもしろく、8日間楽しく皆勤することができました。
・短期間に結果がでてびっくりしました(体重、体力測定)。脂質・糖質の数値については検査をしないとわかりませんが、良い結果がでるような気がします。
・この取組のPRをぜひ市民にわかりやすく説明して伊那市がとりあげている健康寿命長野県一をめざしてもらいたい。
・より多くの人が参加していければよいと思う。健康寿命を上げるためにもこのプログラムは良いと思う。

体力年齢が若返るということは、医療費削減が期待できるということ。そしてまた、健康寿命が伸びることにもつながります。自治体向けの健康増進プログラムは、これからさらに少子高齢化が進む日本において、地域単位で取り組む良い機会になりそうですね。あなたの地元でも、結果にコミットして町全体で若返ってみてはいかがでしょうか。


source:PR TIMES

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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