そうだ夜空を見上げよう。美しい「星空」で観光客誘致がじわじわ人気
「宇宙県」な長野県
東日本に位置する長野県は、日本の中でも特に宇宙と関わりが強い県です。長野県内の天文研究施設を中心とした連絡協議会が結成され、「長野県は宇宙県」を合言葉として、長野県の「宇宙」とのかかわりをPRしていく活動が推進されています。参加機関・コアメンバーは、国立天文台である野辺山宇宙電波観測所や東京大学木曽観測所、信州大学観測天文学グループ、国立長野高専など様々です。
「長野県は宇宙県」WEBサイト
http://www.nro.nao.ac.jp/~uchuuken/html/index.html
「長野県は宇宙県」facebook
https://www.facebook.com/uchuuken.nagano/
長野県が「宇宙県」なのは、多くのプラネタリウムや天文研究施設があることに加え、天文同好会、宇宙航空産業も多いです。また、2015年に国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在された油井宇宙飛行士の出身が長野県だったことも記憶に新しいのではないでしょうか。また、都道府県の平均高度と平均居住高度とも日本で最も高く、物理的にも文字通り「宇宙に一番近い県」といえます。
日本一の星空が見える!で町おこし長野県「阿智村」
長野県の「星空」活用で話題を集めているのが阿智村。環境省による全国星空継続観察で「星が最も輝いて見える場所(平成18年)」第1位に認定されたことを売りに、「日本一の星空ナイトツアー」がブームとなっています。人口6000人程度の村ながら、多いときで一晩で2000人以上の観光客が訪れることもあるんだとか。星空で実際に町おこしに成功した例として知られています。
Instagram 南牧村 星空の写真
日本三選星名所の一つに選ばれた南牧村があるなど、星空も美しい。
東京大学木曽観測所
https://www.instagram.com/p/BUO-ubCDRXA/?hl=ja&taken-at=1007354523
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所
「長野県は宇宙県」サマー・スタンプラリー・イベントが今年も開催されるそうです。期間は2018年7月21日(土)~11月4日(日)と107日間にも及びます。今年はとくに、さらに多くの方に「長野県は宇宙県」と認知してもらうため、長野県の星空を楽しんでもらうために長めに設定されているとか。
約50以上の施設・天文イベントをつなぐスタンプラリーで、「宙ツーリズム推進協議会」も共催予定のようです。夏休みにお子さんと一緒に、長野県でスタンプラリーを楽しむのも良いかもしれません。
「長野県は宇宙県」サマー・スタンプラリー・イベント
http://www.nro.nao.ac.jp/~uchuuken/html/events/stamp-rally.html
また、信州キャンペーン実行委員会(長野県 観光部 観光誘客課内)が運営するWEBサイト「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」では、満天の星空が見れるおすすめのキャンプ場や高原が紹介されています!星空観察会の情報も載っていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」WEBサイト 宇宙県ページ
https://www.shinshu-dc.net/special/10180.html
鳥取も長野も満点の星空を眺めなら間違いない場所といってもいいですね。
それにしてもいまなぜ日本の「そら」が注目を集めているのでしょうか? プラネタリウムではなく、本物の星が脚光を浴びているにはなにか理由がありそうです。