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【CMで話題】美山かやぶきの里、女性茅葺き職人に直撃してしてみた

KYOTO SIDE
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2019/08/20

魔法瓶サーモスのCMでご覧になられた方も多いかもしれませんが、あの新人茅葺き職人の女性、実は京都・美山町にある美山茅葺株式会社の従業員の方なんです!フォトジェニックな観光地の風景って、確かに誰かが景観保全しているんですよね~。

今回は女性茅葺職人・岡祐紀さんとその親方(社長)の中野誠さんのお二人に、CMの裏話、若手茅葺職人の育て方、茅葺の魅力、美山のこれからなどなど、たっぷりとお話を聞いてきました。田舎暮らしを憧れで終わらせたくない方、最後まで必読です!!

京都屈指の観光地!「日本の原風景」が残る美山町

まずは美しい茅葺屋根の風景をご覧あれ!「美山かやぶきの里」

京都府内には「国の重要伝統的建造物群保存地区」(以後略称で「伝建地区」と表記)が7地区あり、その一つが南丹市美山町北村にある「美山かやぶきの里」。39棟の茅葺屋根の家が立ち並ぶ集落で、平成5年に選定されました。

春と秋の年2回、放水銃の一斉放水で火災の訓練が行われます。茅葺屋根と美しい水のアーチの競演をお目当てに、静かな里山の集落が大勢の見物客で賑わっていますよ。

知らなかった茅葺のあれこれ

早速CMに出演されている茅葺職人の岡さんに会社の倉庫や、茅葺屋根の葺き替え現場を案内してもらいました。茅について知ることで美山に足を運んでみたくなること間違いなし!

茅っていう植物は存在しない!?

-岡さんは今、茅葺の民家に住んでいるそうですね茅葺屋根の住宅のいいところってどんなとこ?

茅葺の家って、究極のエコ住宅なんですよ。茅が調湿、断熱、遮音してくれて、すっごい快眠です!電磁波を吸収してくれるような(笑)

-初歩的な質問なんですが、そもそも茅って?

茅(かや)は、屋根を葺く植物の総称で、「茅」っていう名前の植物は存在しないんです。ススキやヨシ、イナワラなどのことをいいます。


-美山の美しい茅葺はどんな材料なんですか?

美山は里山なんでススキですね、材料も土着性があるんですよ。琵琶湖など水辺の近くの地域だとヨシを使っていると思います。

-美山のススキ?

いいえ。ススキには熊本・阿蘇山と静岡・御殿場の二大産地があるんですよ。こちら(写真)の茅は熊本から仕入れています。

11月から3月までがススキの収穫時期なので、時期によって穂付きだったり、シュッと大きくて太いものだったり。部分によって使い分けて屋根を調整します。倉庫いっぱいにしても2年で使い切っちゃいますね。

岡さんのお勉強ノート。現場でサッとメモを取り、あとで清書。トラックへの茅の積み方や搬入方法

-だいたい1軒の屋根を葺くのにどれくらい使う?

まるまるだと屋根4面で約250平米なんで、3000~3500束必要ですね。10トントラックだと5.6台分ですね。

岡さんが持っているのが一束。重さは15~20キロ、女性でも持てるレベル

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