予算10万円くらいで海外旅行したい、近場アジアの相場はどれくらい?

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2018/08/03

昔と比べるとかなり身近になった海外への旅行ですが、近年はLCCや日本からの直行便の就航によって、その手軽さがさらに増していると話すのは、世界各国を旅するHaruさん。そこで今回は「10万円で行ける!お勧めの海外旅行先選」ということで、特に人気の高い「台湾」「ベトナム」「タイ」の3エリアに旅行した際にかかる様々な費用の比較と、各エリアでマストな観光スポットを紹介してもらいました。

台湾…食費の安さが何よりも魅力!

・航空券(往復) 20,000~50,000円
航空券についてはGW、お盆、年末年始に高くなり、往復40,000~50,000円、それ以外だと20,000~35,000円が相場となっています。また、台湾へのフライトは東京、大阪から以外にも札幌、名古屋、広島など日本各地から直行便が就航しています。そのため週末を利用しての旅行も可能です。このアクセスのしやすさが台湾が人気な理由のひとつと言えます。

・宿泊費(一泊) 5,000~10,000円
台湾は日本より物価が安いとはいえ、ホテルなどの宿泊施設の料金については日本とほとんど変わりません。ビジネスホテルは一泊5,000円から、中級ホテルは一泊10,000円前後となっています。ちなみに高級ホテルは一泊20,000円以上します。

・食費(一食) 150~1,000円
旅行の楽しみの一つである食事、この食費の安さが台湾は物価が安いと言われる要因のひとつです。地元民向けの食堂や夜市の屋台で食べた場合、魯肉飯(ルーローハン)が一杯60~80円。それにスープが一杯50円と、一、二品追加しても300円ほどにしかなりません。観光客向けのレストランでも1,000円前後の値段で台湾料理を楽しむことができます。

・観光費(一日) 0~1,000円
台湾の主要な観光スポットでは、基本的に入場料を取られることはありません。観光に必要なお金は移動費くらいです。

台湾のオススメ観光スポット

・士林夜市
台湾に来たら絶対に外せないのがこの士林夜市です。台湾の夜市の中で最も規模が大きいことで有名です。格安グルメから工芸品、衣類などあらゆる物が揃っています。その店数や活気さたるや、とにかく圧巻です。

・九份老街

『千と千尋の神隠し』の舞台になったことで有名な台湾屈指の観光地です。この九份老街で一番の見どころは日没後のライトアップ。とても幻想的で、その光景を見るために連日多くの観光客が訪れます。

・温泉・台湾マッサージ
日本人にとって馴染みの深い温泉。ここ台湾にも100を超える温泉があるため、温泉巡りなども良いかもしれません。また、多くの温泉で台湾式マッサージを受けることができ、温泉&マッサージのセットで日々の疲れが癒やされること間違いなしです。


ベトナム…ホテル料金は東南アジアの中でも特に安い

・航空券(往復) 15,000~50,000円
ハノイ、ホーチミン行きは往復で15,000~50,000円、ダナン行きは17,000~50,000円となっています。またハノイとホーチミン間はかなり遠いため、飛行機を使っての移動が一般的で、最安値のチケットは4,000円での購入が可能です。

・宿泊費(一泊) 1,000~5,000円
ベトナムのホテルの料金は東南アジアの中でも特に安く、ビジネスホテルなどは一泊1,000円ほどでの宿泊も可能。中級ホテルは5,000円ほどと、日本の1/3以下で宿泊できてしまいます。ホテルの質は落とさず、安くすませることができるのは非常に魅力的です。

・食費(一食) 150~1,000円
ベトナムの定番料理といえばフォー。米から作られた麺で北部、中部、南部で味付けが異なるのが特徴です。街中には屋台や食堂がたくさんあり、150~200円ほどが相場となっています。フォー以外にも生春巻やシーフードも有名で、観光客向けのレストランでも1,000円前後の値段で食べられます。

・観光費(一日) 1,000~20,000円
ベトナムで観光をする場合はツアー会社のツアーに参加するのが一般的で、そのため街の至るところにツアー会社のオフィスがあります。わざわざオフィスへ行かなくてもホテルのフロントでツアーを申し込むことも可能です。ツアーの内容ですが、バス台、入場料、ガイド料、食事台が全て含まれたプランからバス台のみといった様々なプランあり、よく内容を吟味し自分にあったプランを選びましょう。


ベトナムのオススメ観光スポット

・ハロン湾

ベトナムきっての景勝地で、まるで水墨画のような景色のハロン湾は、世界遺産にも登録されています。観光する場合は、ハノイからツアーに参加するのが一般的。ツアー内容は日帰りプランもありますが、一番人気は日の出と日の入りを見ることができる1泊2日のプランです。

・ダナン

ベトナム第3の都市であり、近年ではビーチリゾートとして注目を集め急発展。オシャレなバーなど観光客向けのナイトスポットも充実しています。その中のひとつ『Club99』というカジノはオーナーが日本人で、日本語を話せるスタッフがいるため安心して遊ぶことができます。

・ホーチミン

ベトナム最大の都市で経済の中心地。ここでの観光は統一会堂、戦争証跡博物館といった主にベトナム戦争に関連したものになります。またホーチミン近郊にあるクチでは、ベトナム戦争時に作られた全長200kmを超える地下トンネルのツアーが人気を集めています。トンネル内部の見学、戦時中に食べられていた食事を経験することができます。

タイ…LCCの台頭で航空券がかなり激安に

・航空券(往復) 25,000~40,000円
ナイトスポットなどで豪華に楽しみたいなら、航空券代は節約していきたいところ。近年ではLCCの台頭により往復航空券が25,000~30,000円ほどで購入が可能になりました。ただし、夏休みや年末年始には航空券代金が10,000円ほど高くなります。上手に節約して旅行を楽しみましょう。

・宿泊費(一泊) 1,000~13,000円
世界的な観光地ということもあり、ホテルの選択肢も多種多様です。寝ることだけが目的の素泊まりタイプであれば1,000~2,000円前後。ある程度の快適さを求めるなら3,000~5,000円で中級ホテルに泊まれます。高級ホテルの値段も13,000円位からです。

・食費(一食) 100~800円
タイのグルメといえばカオガンマイ、パッタイ、トムヤムクンなどの屋台フードですが、これらの本格的なタイ料理をなんと100円ほどで食べられるのです。これだけ安ければ、屋台のはしごをしてもお財布には何ら影響ありません。観光客向けのレストランでも800円ほどで充分にタイ料理を満喫できます。

・観光費(一日) 100~1,500円
タイでの観光において必要なお金は、主に寺院や遺跡の入場料となっています。多くの寺院では300円以下での入場料が可能ですが、タイ国王の王宮は約1,500円で高めの価格設定になっています。それでも、連日多くの観光客が訪れ一見の価値ありです。

タイのオススメ観光スポット

・カオサンロード

世界中から多くの観光客が足を運ぶ旅人の聖地です。屋台、雑貨、タトゥーとにかく何でもありのカオスなスポットです。また、ここには多くのマッサージ店があり、格安で本格的なタイマッサージを受けることができます。

・アユタヤ遺跡

タイで日本人に人気の観光地といえばアユタヤ遺跡群。ワット・プラ・マハタートの木の根に絡まった仏像の顔は、誰しも一度は写真で見たことがあるのではないでしょうか。バンコクから約1時間半で行くことができ、700円ほどで主要遺跡6箇所の共通券が買えます。それらの遺跡同士は距離があり徒歩での移動は難しいため、タクシーかトゥクトゥクのチャーターが一般的になります。

・パタヤ ウォーキングストリート

ビーチリゾートとして有名なパタヤですが、昼と夜で異なる一面を持っています。昼はゆったりとした時間が流れ穏やかなビーチリゾートですが、夜になると一変アジア最大の歓楽街へと変わるのです。ここではニューハーフショーゴーゴーバーといった刺激的なナイトライフが、あなたを待ち受けていますよ。

旅費相場はあくまで目安です。自分の休みと予算と相談しながら楽しい旅行を!

image by:pixabay

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現在は都内の旅行会社で働きつつ、週末をからめた弾丸トラベラーとして世界各国を旅するアラサー女子。

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