新・世界遺産登録に沸く長崎市民が、夏にどうしても伝えたいこと
当時の面影を肌で感じることが出来る「長崎原爆資料館」
路面電車の浜口町電停から徒歩5分ほどの高台にある「原爆資料館」。改めてご紹介する必要はありませんが「原爆資料館」は原爆が投下された跡地にある「平和公園」に隣接しており、長崎の原爆投下に関する当時の貴重な資料を展示しています。
長崎原爆資料館の大きな特徴として原爆投下後の長崎の様子を目で、耳で、手で触れて感じることが出来る点と、日本人を含めた外国人被爆者やアメリカ軍関係者のインタビューを観ることできる点です。
原爆資料館の1階の玄関に飾られた千羽鶴の森を抜けて、現代から1945年8月にタイムスリップするかのような螺旋状に伸びる坂を降りて展示室へと向かいます。
基本的な構成は常時展示と企画展示の2つに分けられ、常時展示は原爆投下に至った経過や核兵器に関する歴史的な説明など、ストーリーに沿って順序立てて長崎の原爆を勉強することができます。
常時展示は「11時2分」を指して止まった柱時計や爆心地から500mで被爆した浦上天主堂の側壁模型、爆心地から600mの場所で発見された溶けたロザリオなど、長崎の原爆投下時の様子を再現した場所からスタートします。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の記事でも紹介した浦上天主堂は、8月15日の「聖母被昇天の祝日」を控え「ゆるしの秘跡(告解) 」が行われていた関係で、多くの信徒が浦上天主堂を訪れていたため全員が即死しています。
その後の展示は、原爆による長崎の被害について。投下された「ファットマン模型」や爆心地から段階的に離れた場所の熱線の影響、熱線で溶けたガラス瓶や泡立った瓦、被害を受けた長崎市民の写真の展示と続きます。熱線で溶けたガラス瓶や泡立った瓦は実際に手に触れて当時の状況を身体で感じることができます。