なぜ1位に宮城? 外国人の夏休み旅行で人気急上昇のエリアランキング

TRiP EDiTOR編集部
TRiP EDiTOR編集部
2018/09/05

第1位:宮城県(+267.2%)

第1位は豊かな自然が作り出した美しい景色が人気の宮城県でした! 大崎市にある「鳴子峡」の紅葉、湖面の色が天候によってエメラルドグリーンに変化する火山湖「御釜」、仙台市にある奇岩が並ぶ峡谷「磊々峡(らいらいきょう)」など、豊かな自然を見に訪れる方が多いようです。なかでも「鳴子峡」は日本有数の絶景スポットとしてSNSでも話題となっていました。

また、仙台市内の案内所では、体験型観光プログラム「SENDAI EXPERIENCE」を提供しています。この体験型観光プログラムは、訪日外国人観光客に仙台の名所や歴史、食文化などを体験してもらったり、着物での町歩きなども楽しんでもらえるプログラムになっています。その他にも東北で初めて空港にムスリム向けの礼拝堂を設置するなど、宮城県は他の県よりもインバウンド対策が充実しているといえるでしょう。

鳴子峡 image by: Shutterstock.com
御釜 image by: Shutterstock.com
磊々峡 image by: Shutterstock.com
秋保大滝 image by: Shutterstock.com

宮城県の秋、鳴子渓谷のすばらしい紅葉。

どうして宮城県が1位だったの?

仙台空港は2016年からLCCの誘致を強化しており、2017年9月にはピーチ航空が拠点化。仙台~台北・桃園線を就航させることによって、昨年より+267.2%(約3.7倍)も予約数がアップ。国別で台湾在住者による利用者が最も多く、前年同時期に比較してみても約4倍にも伸びています。

宮城県では台湾・中国・韓国・香港などの東アジアを中心に誘客を図っており、2020年までに訪日客50万人泊を掲げています。街には無料Wi-Fiの設置、多言語案内表示など、受け入れ体制の整備も進めているとのこと。実際に宮城県のアジアプロモーション課の担当者にお話を聞いてみました。

宮城県は海外の現地にサポートデスクを構えています。現在では北京、上海、台北にサポートデスクがあるので、そこから外国人向けの情報を発信しています。また中国の大連、韓国のソウルには宮城県の事務所があり、アジアを中心にSNSから情報を発信しています。

東北は震災があってから落ち込んでおり、地域によっては震災前のレベルに戻っていないところもあります。そのためにも風評被害を払拭して、正しい情報を発信していくことが大事だと思います。全国と比べるとまだまだ東北は訪日観光客が少ないので、正しい情報、魅力的な情報を発信してシェアを伸ばしていこうと考えています。

(宮城県アジアプロモーション課)

訪日旅行(インバウンド)で人気急上昇の旅行先トップ5

  • 第1位:宮城県(+267.2%)
  • 第2位:岡山県(+218.1%)
  • 第3位:広島県(+146.9%)
  • 第4位:香川県(+144.2%)
  • 第5位:北海道(+115.1%)

トップ5の都道府県ランキングを紹介してきましたが、いかがでしたか? 地方には知られざる魅力的な都道府県がまだまだたくさんあります。今回ランキング1位だった宮城県ではSNSを活用して情報を発信したり、外国語表記を増やすなど、着実に受け入れ体制を整えています。2年後にはオリンピックが開催され、今までよりも多くの外国人観光客が訪れると予想されていますが、ぜひ地方へも足を伸ばしてもらいたいものですね。

source: PR TIMES

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