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世界で愛される和食文化。フランスで独自進化した「ニュー焼き鳥」とは

坂本 正敬
坂本 正敬
2019/01/23

フランス風、焼き鳥のレシピは?

筆者撮影

Boeuf(beef) fromage yakitoriの作り方は比較的、簡単です。

  1. くしを水につけておく(焼くときにくしが燃えないようにしておく)
  2. チーズを短冊切りする
  3. チーズをくし刺しにする
  4. オリーブオイルに漬けておいた薄切りの牛肉(のマリネ)をチーズに巻く
  5. 弱火から中火で焼き、トングで裏返す
  6. しょうゆ、みりん、砂糖(好みに応じてはちみつやライムジュースを足す)を好みの分量で混ぜたソースをかける
  7. 焼きあがったら皿に移す

実際に作ってみた感想として、幾つか注意点があると思いました。

  • チーズは厚めにカットする(薄く切りすぎると、くしがうまく刺さらない)
  • チーズはセミハード、ハードを選ぶ(手元に白カビタイプのカマンベールチーズがあったので使ってみたところ、柔らかすぎてくし刺しに手間取った)

チーズに巻いた牛肉は何かで留める必要はありません。マリネした牛肉は、巻けば自然にチーズに密着しますし、熱を加えれば、肉同士が完全に接着します。後は焼きすぎに注意して、チーズがとろとろの状態のうちに口に運びたいですね。

ワインが欲しくなるフランス風焼き鳥

筆者撮影

boeuf(beef) fromage yakitoriの味わいとしては、最初はソースの甘さを舌に感じ、肉のうまみの後にチーズの濃厚さが口に広がります。チーズの風味を感じると、お酒をそれほど普段は飲まない人でも、自然と「ワインがほしい」と感じるはず。

仏Vin & Societeによると、フランス人のワイン消費量は年間で42リットルと、約40年前の100リットルに比べて半減していると言います。それでも日本人の年間3リットルと比べると、けた違いの多さ。「なんでそんなにフランス人はワインを飲むの?」と思う人もいるかもしれませんが、フランス人が考案したboeuf(beef) fromage yakitoriを口にしてみると分かります。現地の食べ物が、無性にワインを欲するような味わいになっているのですね。

現地化した和食を実際に作って食べてみると、かえって日本人の好みと現地の人の好みの違いが明確に分かります。異文化を理解するために現地化した和食を作ってみると、大いに学びがあるはずですよ。

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

翻訳家/ライター。1979年東京生まれ、埼玉育ち、富山県在住。成城大学文芸学部芸術学科卒。国内外の紙媒体、WEB媒体に日本語と英語で執筆する。 主な訳書に『クールジャパン一般常識』(クールジャパン講師会)。

世界で愛される和食文化。フランスで独自進化した「ニュー焼き鳥」とは
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