みんな同じ顔なんて言わないで。哀愁漂う日本各地のハシビロコウ

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2019/02/20

「かっこいい鳥」や「動かない鳥」として有名になった鳥、ハシビロコウ。実は日本はハシビロコウ大国ということをご存知でしたか?世界中の動物園で飼育されているハシビロコウのうち、約半数が日本にいるといわれているのです。

ハシビロコウはただの動かない鳥ではありません。もはやハシビロコウ先輩とお呼びしたいほど愛しすぎて、ついにはライター名さえも「ハシビロコ」にした筆者が日本各地の動物園にいるハシビロコウの魅力をご紹介します。

ハシビロコウ愛が強いがゆえに、自然と敬称がついていますが気にしないでください。

大天使と元気な子。上野動物園

まずおすすめしたいのが、都心からアクセスしやすい東京都恩賜上野動物園、通称・上野動物園。上野動物園には2019年現在、4羽のハシビロコウがいます。

シュシュ・ルタンガ

2018年3月初頭まではシュシュ・ルタンガという名前のオスがもう1羽いたのですが、残念ながら亡くなってしまいました。オスらしく威厳にあふれた顔つきながら、あくびをしたりくちばしで枝を運んだりとお茶目な動きを見せることもあり、そのギャップがたまらなく好きでした。

サーナ

もちろん上野動物園の他のハシビロコウたちもべっぴんさんぞろいです。特に上野動物園で一番大きな檻にいるメスのサーナさんは、人間でいえば相当美人な部類に入ると思います。プロ意識が高く、お昼時には頻繁に飛ぶ姿も見せてくれます。

サーナ

サーナさんの魅力のひとつが豊かな表情。目を閉じて羽づくろいをしているときは、まるで天使のようにも見えます。サーナさんの足には青いリングがあるので、見分けるときの参考にしてみてください。

ミリー

元気な子が好きな方におすすめなのが、こちらのミリーさん。性別はメスで、西園食堂隣の檻で見ることができます。

ミリー

ミリーさんは水場の周りを歩いていることが多く、たまに足元の草につまずきそうになることも。比較的頻繁に動くので、ハシビロコウ初心者の方でも楽しく観察できると思います。透明なプレートで仕切られた屋内展示場では、リラックスして眠っている様子や、水を飲む様子を観察することができますよ。


  • 恩賜上野動物園
  • 東京都台東区上野公園9-83
  • 03-3828-5171
  • 大人600円、中学生200円、65歳以上300円 ※小学生以下と都内在住・通学の中学生は無料
  • 休園日:公式サイトをご確認ください
  • 9:30~17:00(入園時間は16時まで)
  • 公式サイト

じっとしずかなハシビロコウ?千葉市動物公園

千葉市動物公園には2羽のハシビロコウ、「じっと」と「しずか」がいます。名は体を表すといいますが、まさにハシビロコウの特徴が表現された名前です。

じっと

オスのじっとさんはコミカルな動きも多く、いたずら好きの男の子を思わせます。ときおり草の間からのぞかせる鋭い視線にドキッとします。名前は「じっと」ですが、実際はちょこちょこ動いていることが多いです。

しずか

メスのしずかさんは落ち着いた雰囲気がただよう大人のレディです。檻の奥にある植え込みの上は、しずかさんのお立ち台。凛と立つ姿が美しいです。

しずか

タイミングが良ければ、カタカタとくちばしを鳴らす「クラッタリング」という仕草を見ることもできます。2羽の檻は隣り合っているため、どちらかがクラッタリングをすると、つられてもう1羽もくちばしを鳴らすことがあります。

  • 千葉市動物公園
  • 千葉市若葉区源町280
  • 043-252-1111
  • 大人(高校生以上)700円 ※中学生以下は無料
  • 休園日:毎週水曜(水曜日が休日にあたる時は翌日)、年末年始
  • 9:30~16:30(入園時間は16時まで)
  • 公式サイト

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