日本一危険な国宝だと…!?絶景&スリル満点の鳥取県「三徳山投入堂」へ

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2023/04/05

垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた「三佛寺投入堂(なげいれどう)」をご存じでしょうか。鳥取県の東伯郡三朝町の霊山・三徳山にあるこの投入堂は、ほかに類を見ない建築物で、国宝にも指定されています。

役行者が開いたとされる行場で、険しい山道をおよそ1時間以上かけて登らなければ辿り着かない、難所に建っているのです。そのため、全国にある国宝建築物のなかで「最もアクセスが難しい国宝建築物」ともいわれています。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

投入堂がある「三徳山三佛寺」とは?

image by:photoAC

鳥取県にある、標高約900mの三徳山に境内を構える山岳寺院が「三徳山三佛寺」です。

有名温泉地である「三朝温泉」から、車でほど近い山中にあり、温泉地に宿泊しながら参拝する人も多い様子。前提として、奥堂である「投入堂」を参拝するには、登山しなくてはなりません。

image by:photoAC

しかし、画像で見てもわかるように三徳山は非常に険しい山です。

もともと修験者たちの行場として開かれた歴史があるため、通常の登山をイメージしていると大変。木の根や岩をよじ登るなど、困難な道を辿って参拝する必要があるのです。

三徳山の最終地点にある「投入堂」

image by:photoAC

この三徳山の最終地点で、崖の上に位置しているのが「三佛寺投入堂」です。

普段、投入堂の中への立ち入りは禁止されているので、下から見上げる形の参拝になります。まれに内部を見られる「特別参拝」が認められることもありますが、その場合でも内部に入れるのは少人数です。

三佛寺投入堂に行く心得

image by:photoAC

心しておかなければならないのは「ここは修行の場」であるということ。


まず、安全柵はありません。そして、県道から投入堂までの標高差はおよそ200mで、登はん道は片道約700mです。決してあなどってはなりません。

ここで、特に気をつけなくてはいけないのは「服装」です。滑りやすい道なりを行くため、きちんと適した靴を準備しておきましょう。

スニーカーは不可ですし、逆にスパイクなどがついた登山靴だと樹の根を傷めてしまうため、履いていく靴はトレッキングシューズなどが最適です。公式サイトによると、金具の付いていない登山用シューズが確実とのこと。くわえて、念のために軍手や飲み物も忘れずに。

靴の装備が足りない人は草鞋(わらじ)を有料で借りることが可能です。投入堂参拝の受付時間は、午前8時から午後3時まで(下山時間午後4時30分)、参拝時間外は閉門されます。

注意したいのが、ひとりでの参拝は禁止されているということ。安全のため必ず2人以上のグループで登らなければなりません。


険しい道中にも絶景が

「宿入橋」image by:photoAC

三佛寺投入堂への道のりは、宝物殿の本堂裏の「宿入橋(しくいりはし)」周辺からスタートします。

木の根が入り組んだ「かずら坂」や「クサリ坂」などを進みながら、投入堂までの道のりは片道約40分~50分ほど。全身を使って目指します。

「文殊堂」image by:Shutterstock.com

途中には、国の重要文化財に指定されている「文殊堂」がありますが、ここからの眺めはまさに絶景です。

image by:Shutterstock.com

文殊堂と地蔵堂を過ぎると「馬の背・牛の背」が現れます。両側が切り立った岩場の尾根道で、足を滑らせやすいので最後の難関なのです。

なかに修行僧の写経が納められていた「納経堂」や「観音堂」を過ぎ、暗くて細い通路である「胎内くぐり」を抜けると、ついに投入堂に到達!ただし、投入堂の中に入ることはできません

そのため少し離れた場所から拝観することになりますが、その存在感や迫力は言葉では言い表せないものがありますよ。

三佛寺投入堂は、まさに命がけの参拝といっても過言ではありません。安全のためのルールや注意点を守った上で参拝すると、その達成感はまさに感動的なものがありますよ。

  • 三佛寺 奥院 (投入堂)
  • 鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
  • 投入堂参拝登山料+入山志納金:1,200円
  • 冬季閉鎖
  • 投入堂参拝受付時間:8:00〜15:00(下山時間16:30)
  • 公式サイト
  • image by:Shutterstock.com
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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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高校卒業から100カ国近くを旅した元バックパッカー。関西の編集プロダクションを経てフリーに。現在はタイを拠点にフリーの編集・ライターをしています。みんな、旅に出よう!

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