本に囲まれ、暮らすように過ごす。静ひつを楽しむ「箱根本箱」とは

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2019/04/18

「本との出会い」のあり方を考える

同施設はホテル以外に、日帰りでの利用が可能な「ブックストア」「温泉」「レストラン&カフェ」「ショップ」「コワーキングスペース」を併設しています。それぞれの施設を見てみましょう。

ブックストア

同施設のなかでも核となるのが、建物の1階にある「ブックストア」です。新刊と古書、洋書あわせて約1.2万冊を取りそろえた、箱根では最大規模の書店です。

ブックストアの選書は、「暮らしに彩りを添える」創造的ジャンルの書籍に限定しています。「デザイン」「アート」「食」を中心に、ブックストアだけでなく、レストランやショップなどとシームレスに「本のある暮らし」を提案しています。

もちろん、館内に置いてある本はすべて購入可能。本を単なるインテリアとして捉えるのではなく、実際に「買える」ことにこだわった施設なので、日本でもめずらしい「本が実際に買える、本をコンセプトにしたホテル」になっています。

レストラン&カフェ

オーガニック&クレンジング」をテーマに、レストラン&カフェでは箱根近辺の食材を使った野菜中心の料理を提供しています。近年高まるオーガニック志向に応えるのはもちろん、外国人観光客からの要望が高い「ヴィーガン」「ベジタリアン」にも完全対応しています。

営業はランチからディナータイムまでの通し営業で、アイドルタイムにはカフェ営業をしています。提供するのは、自然派ワインや自家焙煎のコーヒー、オーガニック柑橘ジュースなどなど。さらにケーキやクッキーなどのスイーツ類も、すべてオーガニックにこだわった自家製になっています。

コーヒーを飲みながら読書するのも素敵な時間になりそうですね。店内は山並みを楽しみながらゆったりと食事できるオープンキッチンスタイルのカウンター、プライバシーの保てる個室、大文字焼で有名な明神ヶ岳を望むテラス席を用意してあり、カジュアルな雰囲気のなかで食事を楽しめますよ。

ショップ

「暮らしの彩り」がコンセプトになっている「ショップ」では、生活に彩りを添える本を販売するのはもちろん、心地いい生活を約束してくれるさまざまなグッズや家具を販売しています。

温泉

同施設では、強羅温泉の源泉から引いた無色透明の美肌の湯と、大涌谷温泉から引いた白濁した硫黄泉の2つの泉質が楽しめます。内湯と露天風呂を備えた男女別大浴場は、源泉かけ流しです。


読書に疲れたら温泉でのんびりするのもいいですね。こちらも日帰り利用が可能なのも、嬉しいポイントです。

なお同施設は現在、もっと気軽にもっと多様に施設を利用してもらうため、2019年1月25日よりリピーター向けサービスとして、メンバーシッププログラム「本箱会」をスタートしました。

これは「箱根本館」に宿泊されたことのある方のみが入会できるプログラムで、温泉や本箱ラウンジ、シアタールームなどが日帰りで利用できるほか、リーズナブルな価格で宿泊できる会員限定の宿泊施設「ドミトリールーム」「書斎の部屋」も利用可能です。

本に囲まれてゆったりと過ごす、ご褒美ともいえる時間。この機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

  • 箱根本箱
  • 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-491
  • 0460-83-8025
  • 箱根登山鉄道ケーブルカー「中強羅駅」徒歩4分
  • http://hakonehonbako.com

※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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旅をこよなく愛する編集者。情報誌やエンタテインメント誌、ビジネス誌などで編集・ライターとして経験を積み、中国上海、カンボジア・プノンペンでの在住経験も有。2015年に帰国してからフリーライターとしてワークスタイルを確立。幅広いジャンルのテーマで執筆している。

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