沈黙の音が聞こえる村。ポルトガルの絶景がつまった「モンサラーシュ」

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2019/10/10

時間と予算に余裕があれば必見!朝夕のモンサラーシュ

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この地を語る上で外せないのが朝夕のモンサラーシュ。「沈黙の音が聞こえる」と称されるのはこの時間帯です。

モンサラーシュの村内に常時住んでいる人はごくわずか。カフェやお土産屋などで働いている人は村の外から通勤している人も多いため、日暮れ以降などはほぼ人通りがなくなるのです。夕方になると村の周りや駐車場周辺では街灯が灯り始め、陽が落ちるにしたがって幻想的な景色に変わります。

また、モンサラーシュは高台にあるため周囲を見渡すのに遮るものがなく、そこから見る夕日や日の出は絶句するような感動ものです。静寂の中で眺める夕日や朝日からは大自然の壮大さを実感できること間違いなし。

小さな村ですが村内には宿泊施設もあるので、時間と予算に余裕があればぜひ1泊してモンサラーシュ最大の魅力を堪能してみてくださいね。

 

モンサラーシュへのアクセス方法

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モンサラーシュは田舎なので、残念ながらアクセスは不便です。

レンタカー

もし国際免許証を持っているのであれば、近郊都市のエヴォラ(Evora)からレンタカーを借りることをおすすめします。ただし現地ではマニュアル車が主流なので、オートマチック車を希望する場合は早めにその旨を伝えるようにしましょう。エヴォラから車でモンサラーシュへの所要時間は約1時間前後です。

公共交通機関

公共交通機関でアクセスするのであればバスを乗り継ぐことになります。

まず、エヴォラからロドヴァリア社(Rodoviaria)が運行するバス(8102線、所要時間1時間ほど)でレゲンゴス・デ・モンサラーシュ(Reguengos de Monsaraz)まで行き、そこからモンサラーシュ行きのバス(8174線、所要時間40分ほど)に乗り換えます。

しかし、8102線は1日に4本(学校の休暇期間は3本)、8174線は1日に3本(休暇期間は2本)という少なさです。また、朝一番の8102線であればうまく乗り継ぎできますが、それ以外の時間だと乗り継ぎ時間が2時間近くも空いてしまいます。


訪問前に最新の時刻表をロドヴァリア社の公式ページで確認し、利用するバスの時間帯によってはレゲンゴス・デ・モンサラーシュからモンサラーシュまではタクシーを利用する手もありでしょう。

レゲンゴス・デ・モンサラーシュで簡単に流しのタクシーが捕まるとは限らないので、タクシーは事前に宿泊先のホテルなどで手配してもらうことをおすすめします。

バスの料金は大人1名片道料金で、8174線が3.2ユーロ、8102線が4.05ユーロです(2019年3月現在)。リズボンからエヴォラまでは長距離バスがある程度の本数出ているほか、電車もあるので海外旅行に慣れていない方でも比較的簡単に移動ができますよ。

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ポルトガルのモンサラーシュについてご紹介しました。観光客が多くなく、ゆったり町歩きが可能で、周囲のパノラマの景観の素晴らしさを考慮するとおすすめ度はかなり高めです。ポルトガル初訪問の際には旅程に組み込むのは難しいかもしれませんが、再訪時や穴場スポットに行ってみたい人などにはうってつけ。

また親切な方が多いので、言語面などで不安があっても地図や身振り手振りでコミュニケーションできるはず!ぜひモンサラーシュで静寂の中絶景を楽しむ贅沢な1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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現在は都内の旅行会社で働きつつ、週末をからめた弾丸トラベラーとして世界各国を旅するアラサー女子。

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