アラビアン・ナイトに誘われて。初心者でも安心な「モロッコ」旅学

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2019/09/01

モロッコの宗教はイスラム教

訪れるなら服装に注意を

image by:MOHAMED BADDAR/Shutterstock.com

モロッコはヨーロッパと近い距離にありますが、いわずと知れたイスラム教の国です。イスラム教の国を旅する際には、気をつけなければいけないことがいくつかあるので、しっかりと覚えておきましょう。

特に女性は服装から注意が必要。モロッコ旅行のときは、絶対に露出を控えた服装で出かけましょう。TシャツにジーンズであればOKですが、できれば薄手のパーカーなどを着用したいですね。暑い時期であってもミニスカートや短パンなどはご法度です。

以前モロッコを訪れたときに、宿で同じように旅をしている女性と知り合いました。彼女はノースリーブに短パンという自国ですごすようなファッションに身を包んでおり、まったく宗教のことを意識してないようでした。

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ただ、街を歩くと「なんだか見られている気がする」と話しており、「いや、当たり前でしょ」とつっこみたくなったのを覚えています。もちろん、その後服装のせいだと伝えておきましたが、あのまま旅行を続けていたら、どこかで痛い目に遭ってしまうのではと心配になりました。

旅の最中は、相手国の宗教や戒律にも気を配れるようでありたいものですよね。

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イスラム教徒が多いモロッコには、もちろんお祈りの時間もあります。朝は早くからお祈りを促す放送が流れ、1日5回はお祈りの時間が設けられています。モスクを訪れてお祈りをする人もいれば、道で集まってお祈りをする人も。

珍しい光景ではありますが、大切な文化の一部なので、邪魔にならないように気を配りましょう。

英語はどのくらい通じるの?

観光地のホテルや商店であれば、ある程度の英語はOK

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モロッコの公用語はアラビア語とフランス語。どちらかを話せれば問題ありませんが、日本人にとってはハードルが高いですよね。私も旅行をするくらいの英語力はありますが、アラビア語もフランス語も知っている言葉は「こんにちは」と「ありがとう」くらいです。

その状態でモロッコへ出かけましたが、特に大変な思いをすることはありませんでした。


観光地のホテルや商店であれば、ある程度の英語は通じます。特に、観光客を相手にしている人たちは上手に英語を話しますよ。なかにはクセが強く、まったく通じない英語を話す人もいますが、周りの人が助けてくれるので大丈夫。

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そう、モロッコの人々はとても人懐っこく、歩いているだけでかなり頻繁に話しかけられます。このことから「世界三大ウザい国」なんていわれたりもしますが、困ったときはとても頼りになります。

ちょっとこちらから道を聞けば、どんどん人が集まって「みんなでなんとかしよう」としてくれます。みんな一斉に話すので、そのなかから聞き取りやすい英語、さらに正確な情報を読み取る必要がありますが…。そんなこともふくめて、楽しい経験ができたと思い出に残るはず。

初めてのモロッコで気をつけること

モロッコ旅では、なによりもイスラム文化への理解が第一。加えて、金銭に関係することには注意が必要です。治安に関しては後述しますが、治安がよい場所でも下記3点には気をつけましょう。

勝手に人を撮影する

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フォトジェニックな景色の広がるモロッコでは、ついついカメラが手放せなくなります。風景を撮影するだけならよいのですが、商店の人や広場ですごしている人を勝手に撮影するのはトラブルの元になります。

イスラム教徒のなかには写真の撮影を極端に嫌う人も多い上、自分に置き換えてみればわかりますが、勝手に被写体にされるのは嫌ですよね。

モロッコの人だけでなく海外の人全般に、日本人は写真撮影を頻繁にするというイメージを持たれています。写真撮影は必ず声をかけてから行うようにしましょう。

親しく話してきた人について行く

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2つ目は一人旅で特に起こりやすいことです。親しげに日本語で話しかけて来る人には絶対について行ってはいけません。モロッコ人はとても人懐っこい国民性ですが、知り合ってすぐ食事をご馳走したり、お茶をご馳走したりはしません。

親切な人たちではありますが、お金には厳しいのです。ですから、急に「ご飯をご馳走する」なんていわれたら必ず裏があると思ってください。ついて行った先でボッタクリにあった、強盗に遭ったなんて話も絶えません。

モスクに半袖・スカーフなしで入ろうとする

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旅行中の服装については先ほども触れましたが、モスクの見学に訪れるなら、なおさら露出は厳禁です。半袖もタブーですので、長袖のシャツかストールなどを持って行きましょう。

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