人口3万人以下のまちだけを集めたアンテナショップ・kura-cafeの魅力
生産者や地域おこし協力隊で繋がる
商品の生産地との繋りも強い kura-cafe には、毎週どこかの地方から生産者や地域おこし協力隊の方々がお店に訪れます。ジモココ編集部が伺った日も、島根県江津市から地域おこし協力隊の方が来られていました。
今年8月から地域おこし協力隊として赴任している高島淑美さん。東京で働いていた時は地域に関わる仕事ではなかったという高島さんが、江津市での生活を決めたきっかけは「肌にあったから」なんだとか。
「もともと芸術を見るのが好きで、土日を使って地方の芸術祭などに足を運んでいたんです。トリエンナーレやビエンナーレなどのイベントが各地でありますよね。ただそれまで島根県に行ったことがなかったし、地域おこし協力隊になろうとも思っていなかったんですが、情報収集にと思って行った都内のカフェであった地域おこし協力隊説明会に参加したら、とても面白そうだったんです」。
その説明会がきっかけで興味を持った江津市に旅行もかねて行ってみたところ、とても気に入ってしまったそう。気さくな雰囲気の高島さんらしく、江津市に赴任してまだ3ヶ月ですが地域の方とすぐに打ち解けているようで「すごく楽しいし、江津市に来て本当に良かった」と笑顔で話していました。
今回高島さんがkura-cafeに訪れたのは、江津市黒松町から「全国小さなまち・むらのおいしいもの選手権」に推薦するご当地お菓子「けしいた」を納品するため。黒松町は江津市の北東部に位置する港町で町民数は約450人、夏は海水浴でにぎわうまちです。
黒松町で何十年も前から食べられている「けしいた」はクッキーともちがうソフトな食感の焼き菓子。小麦粉とお砂糖がベースのシンプルなお菓子は、一口食べるともうひとつ…と自然と手が伸びてしまう、ちょっぴり罪なお菓子です。
実は「小さなまち・むらのおいしいもの選手権」に黒松町のけしいたを推薦したのは、他でもない高島さん。「協力隊に着任した当初、