天空の要塞都市、マチュピチュ。謎に包まれた国「ペルー」旅の基本
ペルーは英語が通じやすい?
海外旅行では、英語が通じるかどうかは気になりますよね。ペルー国内で一般的に通じるのはスペイン語。地域によってはケチュア語、アイマラ語と呼ばれる独自の言語も使用されていますが、スペイン語を話せない人は、よほどの田舎にまで足を踏み入れないと出会うことはありません。
観光国であるペルーでは英語が通じることも多く、リマのホテルやレストランでは英語が通じなくて困ることはないでしょう。
しかし、ローカルなレストランや、街の中で道を聞きたい際など観光以外の仕事に携わっている人はあまり話せません。聞きたいことがある場合はホテルのスタッフやレストランのスタッフ、駅員に尋ねるのをおすすめします。
ペルーの気候は?
ペルーは南半球に位置する国のため、日本とは季節が真逆。四季はなく、乾季と雨季に分かれています。訪れる場所によって気候が異なるのも大きな特徴のひとつです。
ペルーの国土を縦に3つに分けると、一番海岸沿いは「海岸砂漠地帯」その右隣は「アンデス山岳地帯」、右端のエリアは「ジャングル地帯」。首都リマは「海岸砂漠地帯」、観光地として名高いマチュピチュは「アンデス山岳地帯」、ペルー原住民たちが住むのが「ジャングル地帯」です。
「海岸砂漠地帯」は年間を通して温暖で、気候も安定しています。12月から3月ごろまでが最も気温の上がる夏。湿度が高く蒸し暑いため、昼間は半袖のTシャツで快適に過ごせます。
ただ、日陰に入ったり日が沈んだ後は肌寒く感じることもあるので薄手の羽織ものを持って行くと良いでしょう。
「アンデス山岳地帯」は標高が高く、天気が変わりやすいのが特徴です。夏でも最高気温は20度ほどにしかならず、雨が降ればあっという間に10度以下まで気温が下がることも。長袖と、少し厚手の羽織ものを持って行くと安心です。
「ジャングル地帯」は高温多湿で年中蒸し暑いのが特徴。冬場の最低気温も15度ほどまでしか下がらないので、昼間は半袖で良いでしょう。虫対策にパーカーや長いパンツなどをおすすめします。
ペルーの治安は?
南米の国と聞くと、なんとなくイメージで治安に不安を持つ人がいるかもしれません。海外旅行であればどこへ行っても気をつけるに越したことはありませんが、ペルーは旅行ができないほど治安が悪いわけでもありません。
特にペルーのメイン観光地であるマチュピチュや世界遺産の街クスコなど外国人の多く訪れる場所はしっかりと警備されており、安心して観光できます。
しかし、絶対に観光客が近づいてはいけない貧困街(スラム)が街のすぐ側にあるのも事実です。
ペルー滞在中は絶対にスラムに近づかない、必要以上の現金を持ち歩かない、リュックよりもななめ掛けのバッグを体の前に持ってくる、声をかけられてもついて行かない、夜遅くに出歩かないなど注意しましょう。
また、クレジットカードの利用普及に伴い、近年ではスキミング被害が急増中。必ずスキミング防止対策を取り、信用できる場所以外では使わないようにしてくださいね。