2人だけの愛に鍵をかけて。恋人たちの聖地「愛の南京錠スポット」5選

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2020/03/14

「南京錠」とは、大切なものを盗まれたり破壊されたりしないために、しっかりと守るために使うカギのこと。

最近では「愛の南京錠」が世界中で流行っています。これは、愛に所縁のある場所に恋人たちが名前と日付を書いた南京錠をかけ、自分たちの愛を永遠に誓うための儀式です。今回は世界にある「愛の南京錠スポット」をご紹介いたします。

藻岩山/北海道札幌市

image by:photoAC

最初は日本のスポットです。北海道札幌市の標高531mの「藻岩山」は、札幌市が一望できるビュースポットでもあり、そして、愛の聖地でもあるのです。

山頂展望台にある「幸せの鐘」の周りにある手すりには、多くの愛の南京錠がかけられています。2012年に、NPO法人地域活性化支援センターによって「愛の聖地」に認定。ロマンチックなスポットとしてカップルの人気を集めています。

Nソウルタワー/韓国・ソウル

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韓国の首都ソウルにある「Nソウルタワー」にも「愛の南京錠」があります。タワー前には、ユニークな形をしたツリーがあり、そこには無数の愛の南京錠がたくさん。

もともとTVドラマで有名になったそうで、タワーの1階のギフトショップには、ハート形のカラフルな南京錠とペンのセットが売られています。

2017年には鍵のないタイプが登場しました。つまり、初めから鍵がないため、開けられない=別れないというわけですね。

恋人岬/グアム

image by:Shutterstock.com

グアムのタモン湾にある「恋人岬」は、いまやグアム観光の定番ともなっているスポットで、普通の南京錠を使うのではなくハート形の南京鍵が現地で売られています。

この岬には、悲しい恋の伝説があります。この島がスペインの統治下にあったころ、ある先住民の美しい娘がいました。その娘には恋人がいましたが、父親によって無理やりスペイン将校との結婚を決められてしまいます。


この結婚に抵抗した娘は恋人とともに逃げましたが、兵士たちにこの岬の崖まで追い詰められてしまいます。ふたりは、お互いの髪を結び、永遠の愛を誓いながら海に身を投げました。この伝説から、「恋人岬」と呼ばれるようになり、岬にはこの伝説のふたりの像が立っています。


ポンデザール/フランス・パリ

image by:pisaphotography / Shutterstock.com

フランスの首都パリのセーヌ川に架かる橋である「ポンデザール」では、2008年ごろより、愛の南京錠を欄干の金網に取り付けて鍵をかけ、その鍵をセーヌ川に投げ込むという儀式が流行りだしました。

このため、この橋の欄干は南京錠で埋め尽くされ、2014年には欄干の金網の一部が崩れて橋が一時閉鎖されるという事態にまで発展したほど。残念ながらいまでは、南京錠が取り付けられないように金網が撤去されています。

ミルヴィオ橋/イタリア・ローマ

image by:Kraft74 / Shutterstock.com

イタリアの首都ローマを流れるテヴェレ川にかかる橋である「ミルヴィオ橋」は、2006年ごろから愛の南京錠スポットとして人気を集めています。その始まりは、この橋の上の街灯に名前や愛情を書いた南京錠をかけると結ばれるという噂が広まり、カップルが集まるようになったのです。

このとき、川に背を向けて鍵を川に投げ込みます。どこかで聞いたようなやり方ですね。

しかし、2007年に無数の南京錠の重みで街灯が折れてしまいました。そのため、2007年7月、ローマ市長が南京錠をかけるために新たに鉄骨の柱を設置。粋な計らいですね。

今回は、世界にある愛の南京錠スポットをご紹介しました。世界にはまだまだ恋人たちが永遠の愛を誓うスポットがたくさんあります。写真をみるだけで楽しめる場所もたくさんあるので、みなさんも世界の愛のスポットを覗いてみてはいかがでしょうか。

  • image by:Kraft74 / Shutterstock.com
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高校卒業から100カ国近くを旅した元バックパッカー。関西の編集プロダクションを経てフリーに。現在はタイを拠点にフリーの編集・ライターをしています。みんな、旅に出よう!

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