ハワイで一番ディープ&ピース。溶岩と生きる楽園プナの不思議な魅力
私たち日本人に不動の人気を誇る、旅のディスティネーションといえばハワイです。まわりを見回すと「ハワイ好き」はもちろん、自他共に認める「ハワイマニア」の顔が浮かびます。
そんなハワイですが、なぜだか日本においてはハワイ=オアフ島という図式になっているのが気になるところ。
いやいや、ハワイはオアフだけではありません。ほかにもいつくもの島があり、それぞれにとってもハワイ的な魅力にあふれています。せっかくお隣の国という恵まれた立地に位置するのですから、ぜひともハワイの素晴らしさを余すところなく知ってほしいもの。
ということで、今回はハワイ諸島のなかで一番新しく一番大きな島、“ビックアイランド”の名で親しまれるハワイ島のちょっとディープなエリアについてお話ししたいと思います。
※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。
ハワイ島のなかで最も新しい土地、「プナ」エリアとは
ハワイといえば南の島のイメージ、真っ白な砂浜とココナッツツリーを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実はその風景は、もっとずっと奥深くバラエティに富んでいることをご存じでしょうか。
特に世界にある17の気候区分のうち、なんと15があるとされるハワイ島の景色のレンジの広さは、まさにミラクルです。
ホワイトサンドビーチはもちろん、ブラックサンドにグリーンサンドのビーチ、緑に濡れる渓谷やハイジが駆け出してきそうな高原の風景、さらに高温で砂漠のように乾燥している地域もあれば、高山では雪も降ります。
そんなハワイ島において東部のヒロよりさらに南の東海岸からキラウエアがあるハワイ火山国立公園をも含む一帯のエリアがプナ。
キラウエア観光以外では日本のガイドブックではまず紹介されることがありませんが、いまこの瞬間も地表深くエネルギーがうごめく、ハワイのなかでもっともエネルギーに満ちあふれるエリアです。
この地球のとてつもないエネルギーに惹かれてやって来た人々を魅了するのは、巨大に葉を広げた植物たちが蔓を伸ばし複雑に絡み合う熱帯雨林のジャングルの森。
ハワイのイメージをくつがえすような実にワイルドな風景と出会えるのがプナで、その圧倒的な自然や大地のエネルギーは受けとる人によって白砂のビーチよりもはるかに“楽園”を感じる風景であるのも事実です。