実は外交樹立100周年。フィンランドの魅力を堪能する国内イベントまとめ

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2019/11/23

フィンランドに触れられる国内イベントに行こう!

現在、全国でフィンランドにまつわる様々なイベントが開催されています。そのいくつかを紹介します。

ちひろ美術館コレクション 国交樹立100周年記念 ポーランド、フィンランドの絵本原画/長野県

 

ペッカ・ヴォリ(フィンランド)『巨人のはなし』より 1981年

2019年に日本との国交100周年を迎えるふたつの国、ポーランドとフィンランド。両国は高緯度に位置し、北海道の最北端よりさらに北にあります。冬は夜が長く、文学や映画など室内の文化が発展したのもその影響があるのかもしれません。

本展では、安曇野ちひろ美術館のコレクションのなかから、ポーランドとフィンランドの7人の画家の作品31点を紹介・展示しています。

多くの叙事詩神話文学を生み出したフィンランド。社会主義の時代に多彩な絵本が生まれたポーランド。それぞれの絵本の作品を楽しめますよ。

  • ちひろ美術館コレクション 国交樹立100周年記念 ポーランド、フィンランドの絵本原画
  • 長野県北安曇郡松川村西原3358-24 安曇野ちひろ美術館
  • 0261-62-0772
  • 大人:800円/高校生以下:無料
  • 開催期間:開催中〜2019年12月15日(日)
  • 開館期間:3月1日~12月15日 9:00~17:00(GW・お盆は18:00まで)
  • 公式サイト(chihiro.jp)

ムーミンバレーパークオープン記念 企画展「トーベ・ヤンソンとムーミン展」/埼玉県

image by:ムーミンバレーパーク

日本とフィンランドの外交関係樹立100周年の年、そして、2019年3月の「ムーミンバレーパーク」オープンを記念して、展示施設Kokemus企画展スペースにおいて、第1回目の企画展「トーベ・ヤンソンとムーミン展」を開催。

オープニング記念となる本展で、「ムーミン」の生みの親、トーベ・ヤンソン(1914-2001)の生い立ちや芸術家への道のり、ムーミントロールになるまでの変遷を通して、トーベが多彩なアーティストであったことを紹介しています。

さらにムーミンバレーパークのはじまりと合わせて、「はじめて〇〇になったムーミン」として初期の貴重なムーミンコレクションを約70点、お菓子、人形、テキスタイル、お芝居、書籍などさまざまな角度から展示。

また、本館の3階から2階にかけても再現されている、トーベがヘルシンキ市から依頼され制作したアウロラ子ども病院の壁画のために1956年に描いた習作2点も、それぞれ1点ずつ、半年ごとにフィンランドから来日する予定です。

  • ムーミンバレーパークオープン記念 企画展「トーベ・ヤンソンとムーミン展」
  • 埼玉県飯能市宮沢327-6 ムーミンバレーパークKokemus 2F 企画展スペース「メッツァ」
  • 開催期間:開催中〜2020年3月31日
  • 公式Facebook

サウナのあるところ/東京都・渋谷ほか順次公開

映画『サウナのあるところ』全国順次公開中 (C)2010 Oktober Oy.

シャイで寡黙といわれるフィンランドの男たち。でも、身も心も裸になったサウナのなかでは、朴訥と自分語りを始め、次々と号泣する。“サウナのあるところ” には「なにか」がある!?


究極の癒しやデトックス、自分に戻る「ととのう」場としてだけでなく、日本の銭湯や温泉文化にも重なる、人とのつながりを感じる場としてのサウナの魅力を再発見。

空前のサウナブームのなか、サウナ発祥の地であるフィンランドで1年以上のロングラン上映となった本格サウナ・ドキュメンタリーが満を持して、アップリンク渋谷ほか全国順次公開されます。

  • 映画『サウナのあるところ』
  • アップリンク渋谷ほか
  • 放映期間:開催中〜12月31日
  • 公式サイト

日本・フィンランド国交樹立100年記念 没後30年 カイ・フランク展/神奈川県

フィンランド・デザインの良心」とも称される「カイ・フランク」(1911-1989)。機能美を追求した日用品を多数手がけており、フィンランド国内でも最も偉大なデザイナーのひとりです。

日本の美術館での初個展となる今回は、当時のプロダクトやアート・グラスなど代表作約300点を展示。魅力あふれるデザイナー自身の全貌を見ることが可能です。さらに1950年代に彼が日本へ訪れた際に撮影した写真、資料なども紹介し、カイ・フランクが日本に注いだ眼差しを見ることができます。

  • 日本・フィンランド国交樹立100年記念 没後30年 カイ・フランク展
  • 神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1 神奈川県立近代美術館
  • 開催期間:開催中〜12月25日
  • 公式サイト

「Life in Finland フィンランドの暮らし」 展

image by:フィンランドセンター

Life in Finland  フィンランドの暮らし」 展では、フィンランドが1917年に独立して以降のさまざまな時期を象徴する50のオブジェクトを取り上げます。

それぞれのオブジェクト(モノ)はフィンランドにおけるライフスタイルをありふれた日常のなかから、あるいは産業的側面から、ときにユーモアあふれる形で語りかけてくれます。

フィンランドでデザインされ製造されたモノたちは、そのモノ自体がフィンランドにおける生活を物語るのです。

フィンランド人にとって、極めて明白で、本質的だと感じることも、時に世界のほかの地域に暮らす人々にとっては、独特で驚くべき感じ方だと映るかもしれませんね。

  • Life in Finland  フィンランドの暮らし
  • 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー5F リビングデザインセンターOZONE
  • 開催期間:開催中〜2020年1月12日
  • 公式Facebook

フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ/和歌山県

image by:和歌山マリーナシティ

本当のクリスマスに出逢える場所~をテーマに、ヨーロッパスタイルのイルミネーション、光の遊園地、クリスマスマーケットを「和歌山マリーナシティ」で開催。

2019年のコンセプトは、北欧のクリスマス。フィンランドでは、クリスマスマーケットにサウナ小屋が出現し人々を楽しませます。日本初のイベントをぜひFesta Luceで体験し、思い出に残るクリスマスを送ってみてはいかが?

  • フェスタ・ルーチェ in 和歌山マリーナシティ
  • 和歌山県和歌山市毛見1527 和歌山マリーナシティ
  • 公式サイト
  • image by:Shutterstock.com
  • ※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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旅をこよなく愛する編集者。情報誌やエンタテインメント誌、ビジネス誌などで編集・ライターとして経験を積み、中国上海、カンボジア・プノンペンでの在住経験も有。2015年に帰国してからフリーライターとしてワークスタイルを確立。幅広いジャンルのテーマで執筆している。

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