まるでタイムトリップ。情緒あふれる「江戸東京たてもの園」紅葉ライトアップ

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2020/01/18

まるでタイムトリップ。園内で3つの文化を体験

昭和初期の建物、村上精華堂(化粧品屋)image by:梅原慎治
明治初期創業の武居三省堂(文具店) image by:梅原慎治

同園の展示ゾーンは大きく分けると、下町中通りを中心として昭和の街並みが再現されている東ゾーンと、山の手通りを中心としてさまざまな時代邸宅が建ち並ぶと共に、その奥に江戸時代の茅葺き民家を配した西ゾーン、そして第20代内閣総理大臣・高橋是清の邸宅などが存在するセンターゾーンの3つで構成されています。

下町中通りの様子 image by:梅原慎治
昭和初期の店先の様子を再現した川野商店(和傘問屋)image by:梅原慎治
明治時代に建てられたデ・ラランデ邸 image by:梅原慎治

いずれの展示ゾーンも実際には人は住んでいないのですが、暗闇と灯りの塩梅により、東ゾーンでは下町の活気を覚え、西ゾーンでは家庭のぬくもりを感じます。

高橋是清邸の二階窓から眺めるライトアップ image by:梅原慎治

さらにセンターゾーンの高橋是清邸では、当時の日本のトップの目線と自分の目線を重ねることができたような気分にもなれました。

紅葉 image by:梅原慎治
高橋是清邸の透かし窓に映る淡い光 image by:梅原慎治

筆者は昼間の同園には何度か訪れたことがあったのですが、夜間、ライトアップされたこの時間帯の訪問は今回が初めて。

ライトアップといっても園内を煌々と照らす光ではなく、当時の趣きを大切にするほのかな光であったため、昼間は見えていた周囲の景色が闇に覆われ、より一層歴史の世界観、雰囲気を味わうことができたような気がしました。

都電7500形 image by:梅原慎治
高橋是清邸庭園 image by:梅原慎治


同園ではここ数年、秋にこのようなライトアップイベントが開催されているほか、夏(8月)にも「下町夕涼み」として夜間開園が行われています。

もちろんこれらのほかにも、季節ごとにさまざまなイベントが催されています。いずれのイベントも建物と歴史を感じる趣向が凝らされているので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。

なお、各種イベント時にはかなりの人出が予想されるため、歴史的建造物をゆっくりじっくり見てまわりたいというかたは、イベントの無い日の訪問がおすすめです。

  • 江戸東京たてもの園
  • 東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
  • 042-388-3300(代表)
  • 一般400円、65歳以上200円、大学生320円、高校生・中学生(中学生は都外)200円、中学生(都内)・小学生以下 無料
  • 休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は、その翌日)/年末年始
  • 4月~9月 9:30~17:30/10月~3月 9:30~16:30
  • 公式サイト
  • image by:梅原慎治
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本文を一部修正しました。(2020/01/28)
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埼玉県生まれ、都内在住のツーリングライター。主に関東近郊を走り周り、美味しい物や良い景色などを見つけて楽しんでいる。

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