フライドポテトはベルギー発祥?身近な食べ物に隠された意外な由来
コッペパンの「コッペ」
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コッペパンは給食などでも出てくるため、日本人にはなじみ深いパンのひとつではないでしょうか。
筆者の暮らす富山の『黒と白』というお店は、コッペパン専門店として繁盛しています。このコッペパンの「コッペ」とはどのような意味があるのでしょうか。
『暮らしの言葉 新語源事典』によれば、コッペとはフランス語の「coupe」という言葉から来ていて、このフランス語がなまって「コッペ」になったといわれているのだとか。
「コッペ」は2種類の言語を組み合わせた造語!?
Coupeの読み方は「クーペ」で、車種を思い浮かべるかたもいるのではないでしょうか。
もともとクーペには「切られた」という意味があり、4人乗りの箱馬車を2人乗りにカットした車体という意味も持っています。いまのクーペも、セダンの後部座席をカットしたスタイルになっていますよね。
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思えば、その流麗なクーペの姿は、なまこのような形をしたコッペパンに似ていなくもありません。パンはポルトガル語が由来ですから、日本人がフランス語とポルトガル語を結び合わせて作った造語だったのですね。
一方で別の説もあります。
『日本語大辞典』(講談社)には、コッペをドイツ語の「koppe」から来ていると考える説も紹介されています。ドイツ語のコッペは「山頂」といった意味。いずれにせよフランス語とポルトガル語、あるいはドイツ語とポルトガル語を日本人が組み合わせて作った造語なのですね。
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