これから考える地方移住。なぜいま、山口県宇部市が選ばれるのか?

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2020/04/01

地方移住を希望する人のための月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社)が実施する人口10万人以上の街を対象とした「住みたい田舎」ベストランキングで、総合部門第1位シニア部門第2位を獲得した山口県・宇部市。いったい、どんな魅力が詰まっているのでしょうか。

今回は「住みたい田舎」ベストランキングを参考に、改めて宇部市の魅力や移住者体験談、移住促進施策などについてもご紹介します。知られざる宇部市の素敵なところを、深掘りしてみましょう。

なぜ、山口県宇部市が移住先として人気を集めているのか?

ときわ公園 image by:photoAC

「住みたい田舎」ベストランキングは、全国の移住定住の推進に積極的な市町村を対象に、移住支援策、医療、子育て、自然環境、就労支援、移住者数などを含む230項目のアンケートを実施し、629の自治体の回答から選ばれた結果によるもの。

人口10万人以上の「大きなまち」と人口10万人未満の「小さなまち」について、それぞれ「総合部門」「若者部門」「子育て部門」「シニア部門」でランキング形式により発表されています。

そして厳しい判定項目内容から多くの支持を集めたのが、山口県・宇部市です。人口は2019年10月時点で16万4387人。瀬戸内海に面した温暖な気候で、北部には自然豊かな山々が広がり、個性あふれる彫刻に囲まれている街です。

ショッピングモールをはじめ、基本的な施設はさまざまにそろい、生活や仕事には支障がありません。また市内には大学病院を中心とした充実した医療機関と、幼稚園から大学まで子どもの個性に応じた教育機関もそろっています。

そんな宇部市に移住を考える人はますます増えているといい、2017年に移住した株式会社月華堂・代表取締役の北村久雄さんは、移住理由について「人が多いというのが一番の理由です」とコメント。

東京へのアクセスの良さ、一人暮らしのしやすさに向けた賃貸物件、コンビニやスーパーなどの多さなども重視したという北村さん。温暖で住みやすいなど、漠然と良いイメージを持っていたことから、瀬戸内海側の東京へのアクセスがいい地方都市を探したそう。

インターネットで情報を収集しながら、東京で開催されていた移住・定住促進セミナーなどに足を運んだり、瀬戸内海沿いの自治体のパンフレットを集めるなど、情報収集を行った北村さん。最終的に宇部市を選んだ決め手は、補助金や助成金などの充実した支援制度だったといいます。


「自治体のやる気を感じて、起業するならここだなと思いました!移住はもちろん起業に関してもここまで手厚い支援を揃えている自治体はかなり少ないです。東京まで飛行機でおよそ1時間半というアクセスの良さも大きな魅力でした」

と、アクセスの良さという自身の希望に加え、起業の支援制度にも惹かれたと話します。

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