日帰りから絶景、美人の湯まで。日本全国「温泉総選挙2019」

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2020/03/29

日本の旅行といえば、1年通して目的地として欠かせないのが「温泉」です。常に人気を集めている旅先のひとつですが、そんな日本に数ある温泉のなかから投票制で行われている「温泉総選挙」をご存じでしょうか。

環境省、内閣府、総務省、経済産業省、観光庁の5省庁が後援を行い、観光地の活性化プロジェクトを実施する、この温泉総選挙。今回、温泉地の取り組みを評価し2019年度版の「省庁賞4賞」、「特別賞5賞」が発表されました。その結果を早速ご紹介します。

1300年の歴史を持つ古湯や、多くの著名人が愛した秘湯まで

温泉総選挙は、“1日1票の投票”で温泉地の応援につながるという、国民参加型の地域活性化プロジェクト。温泉地利用の促進を大きな目的に、さまざまなWEB企画や現地イベントで温泉地の魅力を広くPRしています。

全国の温泉地が参加した「温泉総選挙2019」は、エントリーした全国にある温泉地の過去1年以内の取り組みのなかから、各後援省庁の選定基準に基づいて「省庁賞(環境大臣賞・地方創生担当大臣賞・総務大臣賞・観光庁長官賞)」の4賞、実行委員会により「特別賞(審査員特別賞・おもてなし賞・クールジャパン賞・キャッシュレス賞)」の8賞が選出されています。

環境大臣賞「湯村温泉」/兵庫県

image by:PR TIMES

環境大臣賞」は、兵庫県美方郡新温泉町の「湯村温泉」に決定。温泉熱の有効活用による地球温暖化対策と温泉地活性化に、地域が一体となって取り組んでいる点が評価されました。

その歴史は古く、平安時代にあの弘法大師によって開湯されたという湯村温泉。葛飾北斎や太宰治など名だたる著名人に愛され、現在も毎分1tの湯が沸き出ている、伝統的な湯治場です。

地方創生担当大臣賞「旭温泉」/島根県

image by:PR TIMES

地方創生担当大臣賞」には島根県浜田市の「旭温泉」が選出されました。伝統文化の石見神楽と温泉を融合したまちやひとの創生の取組を通じ、高齢化や人口減少など深刻な課題に積極的に取り組んでいることが評価されました。

源泉は地下の岩盤から湧き出ているもので、加水や加熱、また循環なども行わず、純天然温泉のかけ流しを贅沢に堪能できることが旭温泉の特徴です。別名「美人湯」とも名高く、周囲の自然を満喫しながら露天風呂を楽しめますよ。

総務大臣賞「肘折温泉」/山形県

image by:PR TIMES

総務大臣賞」は山形県最上郡大蔵村の「肘折温泉」に決定しました。大豪雪地帯ながら、逆転の発想で大雪を地域資源ととらえ、誰もが参加しやすいイベントを多く企画。ICT等の活用を国内外に発信することで、地域経済の好循環に貢献しています。


肘折温泉街では古くからの温泉街らしい街並みを残しながら、地域住民が多くのイベントを積極的に楽しんでいます。新旧さまざまな宿が立ち並ぶため、宿泊先を選ぶ楽しさありますね。湯治場らしくくつろげる雰囲気を味わいながら、ゆったりと滞在するのもおすすめです。

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