まち歩きで楽しむ飛騨グルメ

食いしん坊のみなさんは、飛騨高山と聞けば飛騨牛や高山ラーメンなど、美味しいもので脳内があふれるはず。期待を裏切らず高山の町はグルメの充実度もなかなかのもの。

通りを歩けば、みたらし団子やおせんべい、アイスクリームに飛騨牛の串焼きまで、ストリートフードショップがズラリ。ちょっとずついろんなものが食べたい人は、高山グルメの食べ歩きがおすすめです。

そして江戸情緒を楽しむなら、やっぱり蕎麦は外せません。山々が連なる飛騨の銘水で打った蕎麦が美味しくないわけありませんから。ということで訪れたのは、さんまち通りの一角に佇む「恵比寿本店」。創業1898（明治31）年という老舗の蕎麦屋です。

観光地のど真ん中にあるので味は大丈夫かな？とちょっと勘ぐりたくなりますが、名実ともに老舗のお蕎麦やさんです（失礼！）。

映画のワンシーンに登場しそうな年季の入った店内の雰囲気といい、打ちたての蕎麦の味といい、親切な店員さんといい、まさに満点！

冷たいお蕎麦はしっかりとコシを味わうタイプで、暖かいお蕎麦の出汁は生姜入りでとても優しいお味。何より印象的だったのが、とろっとろっの濃〜い蕎麦湯。この蕎麦湯を飲むためだけにお金を払いたいくらい！高山のまち歩きで美味しいお蕎麦を、という人はぜひ足を運んでみてください。

そして、ここはお酒好きにとってはかなりテンションが上がる町でもあります。軒先に大きな杉玉をぶら下げた酒蔵に加え、通りのあちこちに酒屋が点在するので、ついついちょっとお邪魔してしまう次第。

店のなかに一歩足を踏み入れれば、飛騨の酒がずらりと並び、どのお店も有料で試飲を行なっているので、酒屋のはしごだけでかなりご機嫌になれること間違いなし。地酒のお土産選びで至福のひとときを過ごすことができますよ！

飛騨の匠の技を感じる名品たち