外国人が「意味わからん!」とショックを受けた、各地の不思議な標識

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2020/08/05

宇宙人の誘拐/アメリカ

image by:Shutterstock.com

動物つながりでいえば、アメリカにはUFOにさらわれる牛の標識があります。これは「宇宙人による誘拐注意」の標識で、過去には実際に家畜が謎の力でひそかに連れ去られた話もあるのだとか…。

その怪奇現象は英語で「エイリアン・アブダクション(宇宙人による誘拐)」といい、さらわれた牛などの動物は内蔵や血を綺麗に抜かれて、地上で死がいが発見されたこともあるそうです。まさに「信じられない!」と驚くほど、なんとも恐ろしい話ですよね。

アメリカにはほかにも、日本ではあまり見かけない標識があります。

戦車の横断/アメリカ

image by:Shutterstock.com

道路を戦車が走っている様子を、いままでに目にした経験はありますか?自衛隊の関係車両が公道を走っている姿はたまに見かけますが、さすがに公道を走っている戦車を目にした経験がある人は、少ないと思います。

しかし、戦車も平時に公道を走ります。アメリカの基地周辺では戦車が公道を走る場合があるため、その路上には「戦車の横断に注意」といった標識が掲げられています。表記は「Tank Xing」。

Tankとはもちろん「戦車」の意味で、「Xing」は「Crossing」の略語です。Crossingでは標識として文字数が多すぎる上に、視認性が落ちます。そのため「Xing」という言葉を使っているのですね。

ちなみに、アメリカ英語には「Ped Xing」という言葉があり、「Pedestrian(歩行者)crossing(横断)」を意味します。似た感じで「Tank Xing」が存在していると考えられます。

自衛隊の10式(ひとまるしき)戦車 写真提供:玖珠町役場 基地・防災対策課 基地防災班

実はこの標識、日本にもあります。知人によれば北海道の中標津町に、戦車の横断に注意を呼び掛ける道路標識があるそう。

中標津町といえば、知床半島や根室半島のある北海道の東部にある都市。陸上自衛隊第5旅団が駐屯する場所ですね。自衛隊の戦車が道路を横断する場合があるので、この表示が出ているのだとか。


同じく陸上自衛隊の玖珠(くす)駐屯地がある大分県玖珠郡玖珠町の役場ホームページにも、戦車等通行予定表が公開されています。

玖珠町の担当者によれば、基地から役場に連絡があり、その通行予定日を役場が町のホームページや対象自治区への回覧などで周知を行っているのだとか。

2020年4〜5月の通行予定表を見ると、回数にして月に4~5回ほど、駐屯地から演習場まで移動を、一般道で行っている様子。

事前に日程は知らされるものの、正確な日時までは自治体にも通知されないとの話です。掲載した写真のように、戦車が通る様子を写真に撮りたい住人の気持ち、すごくよくわかりますよね。

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