奢りたい男VS奢られたくない女。デートで注意したい恋の金銭感覚
付き合う前のデート、奢られたい?奢りたい?
「付き合う前のデートで支払いを『どうしたい』ですか?」という質問では、58%の男性が「全額支払いたい」または「多めに支払いたい」と回答。それに対し、全額おごられたい女性はわずか14%、割り勘を希望する女性が最多の56%に上りました。
婚活の体験談などではおごりを要求する女性のエピソードが取り上げられることが多いものの、実際には「多数のおごりたい男性 vs多数の割り勘でいいと思っている女性」の組み合わせが多いようです。
さらに、付き合ってからのデートで「全額または多めに支払いたい」と答えた男性は67%。「釣った魚にエサをやらない」男性は少数派で、むしろ付き合ってからの方がおごる男性が増えていました。
20代女性は45.6%が「少しおごってほしい」「全額相手におごってほしい」を支持。30代女性より5.3ポイント「おごられ志向」が高いことがわかりました。しかしながら、それでも割り勘指示が53.9%と非常に高くなっています。
実際にTRiP EDiTOR編集部にて女性の声を聞いたところ、「確かに奢ってもらえると嬉しいけど、“奢ってあげるから行こうよ”と誘われるぐらいなら、割り勘でいいから“一緒に飲みに行こうよ”の方が、楽しい時間になりそう(20代女性)」「好きなものを好きなように食べたいし、割り勘の方が気が楽(20代女性)」とのコメントが。
なぜ、20~30代の男性は多く支払おうとするのでしょうか。多く支払おうとする男性の深層心理に迫ってみると、男女平等についての価値観については「男女平等をめざすべきだ」と答えた割合が77%と最多になり、男性優位を求めるかたは11.2%に留まりました。
実際に厚生労働省が行う「賃金構造基本統計調査」(平成30年度版)を見ても、性別による給与格差は依然続いており、さらに女性の平均給与は男性の75%ほどとなっています。このことから、収入が女性より多い傾向がある男性が負担すべき、という意識もあるのかもしれません。
しかし、同じ男性へ「デートで多めに女性から払われたとき、どう思うか」について質問したところ、約3人に1人が「うれしい反面、嫌われるかもとモヤモヤしてしまう」または「男性が支払うべきだと感じ、自分を許せない」と答える結果に。