なぜ、こんなに心休まるのだろう。奥飛騨・新平湯温泉「山ぼうし」

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2020/05/30

北アルプスの裾野に点在する、平湯温泉・福地温泉・新平湯温泉・栃尾温泉・新穂高温泉という5つの秘湯を総称して、「奥飛騨温泉郷」と呼んでいます。

奥飛騨と聞くとものすごく山奥のように感じますが、関東方面から見ると上高地のちょっと先。険しい山々に囲まれた奥地であるのは確かですが、現在はトンネルや高速道路が整備されているので、思いのほかアクセスは悪くありません。

今回はそんな奥飛騨温泉郷から、新平湯温泉にある古民家の宿「郷夢の宿 山ぼうし」を紹介します。

※本記事は現段階でのお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内情報および各施設などの公式発表をご確認ください。

囲炉裏のある客室でとことん和む時間を

 
image by:郷夢の宿 山ぼうし

奥飛騨温泉郷があるのは、湯の花街道と呼ばれる国道471号線。街道沿いには観光バスが乗りつけるような大型温泉ホテルとは無縁の、こぢんまりとした構えの温泉宿が点在します。

image by:郷夢の宿 山ぼうし

そこにある「郷夢の宿 山ぼうし」は、まるで個人の家に客人として招かれたようなもてなしを楽しむ宿です。館内に一歩足を踏み入れると、吹き抜けとなった天井に貼られた立派な梁や美しい格子戸、そして土間の一画で暖かに燃える暖炉が旅人を迎えてくれます。

image by:郷夢の宿 山ぼうし

古民家を移築したという同施設は、奥飛騨の宿らしく木のぬくもりにあふれ、到着した瞬間これから過ごす和みの時間を思ってほっと笑みがこぼれるはず。  

image by:郷夢の宿 山ぼうし

客室に案内されるとまず驚くのが部屋に囲炉裏があること!実はこの宿は、“囲炉裏の宿”。全10室すべての部屋が囲炉裏の間付きなのです。

なぐり加工”(板の表面に道具の痕跡を残し、それを味わいとしてみなす伝統的技法)が施される床材や、さり気なく配された民芸調の家具など飛騨情緒たっぷりの空間に「奥飛騨までやって来たぞ!」感が高まるはず。

image by:小林繭

まずは囲炉裏を囲んで一杯…とやりたくなるのは、間違いありません。一方、窓の外を眺めると緑あふれる奥飛騨の里山の風景が広がるので、客室にいながらまったく異なるシーンを楽しめるのも贅沢です。


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