ヌルヌル美肌の湯で極楽さ。伊豆の穴場「観音温泉&昭吉の湯」

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2020/06/06

ジェットコースター級、超急勾配の坂を登った先の極上湯「昭吉の湯」

先に「観音温泉」は山のどんつきにひらけた温泉と説明しましたが、そのどんつきの手前にある温泉が「昭吉の湯」です。15号から「観音温泉」へと伸びる横川沿いの道の小道を入った高台にある温泉です。

「観音温泉」と同じくph9.5の強アルカリ性の湯を持ち、詳しくはわかりませんが入った感じはまるで観音温泉と同じように感じます。こちらは立ち寄り湯にプラスして宿泊も可能な小さな棟がある、素泊まりの宿です。

極上湯とともに自然に囲まれた秘湯感を堪能できる温泉としてファンも多いのですが、辿りつくまでのアクセスがなかなかファンキー。というのも超急勾配な坂を登っていかなければならないから。

「観音温泉」の手前の十字路を左に曲がると坂道になりますが、途中から本当にコレは大丈夫だろうか!?と冷や汗を流すレベルの本気の坂と化します。

無理をすると危ないので、運転に自信がない人は下の駐車場に車を置いていくことをおすすめします。なんでも、宿の人に電話をすれば坂の下まで迎えに来てくれるそうですよ。

image by:小林繭

さて、本題の温泉に戻ります。トロすべの湯を堪能できる「昭吉の湯」は、露天風呂の造りがなかなか素敵。このサイズの宿にはあり得ない広々とした湯船は屋根のある部分と、完璧な露天部分とが繋がっているいわゆる半露天タイプ。

露天の外には生い茂る山々の木々を眺めることができるので、伊豆の自然を感じながら湯につかることができます。長湯にぴったりの温泉なので、ぜひゆっくりと湯船につかり、熱くなったら風で涼みを繰り返しながら美肌の湯を楽しんでほしいと思います。

奥まった場所にあるせいか、湯浴み客で混み合うことがないのも大きなポイント。私が訪ねたときは2019年のゴールデンウィークだったにも関わらず、貸切状態で心ゆくまでヌルヌルの湯を楽しめました。立ち寄り湯はこの露天タイプの温泉のみの利用ですが、宿泊すると内湯も楽しめるようです。

image by:小林繭

厳密に成分を比べると違いはあるのかもしれませんが、「観音温泉」も「昭吉の湯」もヌルッとした超軟水で湯上りはサラッとした感覚を楽しめるヌルサラの湯。伊豆屈指の名湯であることは間違いなく、メタケイ酸豊富な美肌の湯としては女性のココロをくすぐってくれるタイプの泉質です。


温泉豊富な伊豆のなかでも、この手のタイプの泉質はここだけ。主要観光地からはちょっと離れていますが、この極楽湯のためだけにわざわざ行きたい温泉です。

せっかく奥下田まで足を伸ばしたのなら、余力がある人はついでに近隣の温泉もまわってみると面白いと思います。さっぱりとした湯心地の下田や蓮台寺温泉、塩分を含んだしょっぱい湯の弓ヶ浜温泉、雲見や堂ヶ島方面へ足を伸ばせば海の見える温泉も!

ぜひ伊豆の温泉で、美人に磨きをかけてみてください。 

  • image by:観音温泉
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東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。インテリア、旅モノ、湘南情報を中心にお仕事しています。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。趣味は温泉。

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