家族に、会いに行きたい。宣言解除後の「初旅行」で求めること
旅行は、気分をリフレッシュしてくれる手段のひとつです。例年なら連休や夏休みを利用して、ジモトに帰省したり、行きたかった場所をめぐったりして夏を満喫しているところですが、2020年はなかなか難しい状況が続いています。
それでも、コロナが収束・終息したときには、思いっきり羽を伸ばしに出かけたいという思いがあるはず。
2020年5月25日に緊急事態宣言が解除されてから、約2カ月ほど経ちましたが、みなさんどのような旅行を思い描いているのでしょうか。
この度、株式会社インテージが、全国の15歳から79歳の男女約800人を対象に「宣言解除後初の旅行をどのように想定しているのか」について調査を実施しました。
宣言全面解除からおよそ1週間後に行われたアンケート結果を、早速チェックしてみましょう。
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※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
宣言解除後、初の旅行は「家族や親戚に会いたい」が多数に
緊急事態宣言が解除となり、徐々に心境が変わりつつあるなかで「次に旅行に行くのはいつごろを想定していますか?」という質問が行われました。
結果を見てみると「6月から8月までに旅行を想定している」という回答が約25%と、夏のシーズンでの旅行を検討しているケースがありました。
また「12月までを含めた2020年以内に旅行を想定している」という回答は約52%という結果に。
なかでも過ごしやすい季節となる10月にはより一層、旅行者が増えそうな伸び具合となっています。回答者の半数は、年内に一度は旅立ちたいと考えているようです。
続いて、年内に旅行へ行くことを考えている人に「最初に行く旅行の目的はどのようなものですか?」と質問すると、「温泉」という回答が最多の結果に。
夏は約45%、温泉がより一層気持ちよくなる秋冬には約56%と、半数以上が支持しています。
国内旅行の目的として、常に人気の高い温泉。自宅に温泉がある人や大きなお風呂を持つ人は少ないだけに、自粛後初の温泉は、とても気持ちよく開放感を感じられそうですね。
続いて、結果について宣言解除後すぐに訪れる夏と、現在よりさらに状況が落ち着いてきそうな秋冬で比較してみたところ、秋冬に比べて夏のほうが「家族や親戚に会う」という結果が多くなりました。
普段なら、離れ離れでも会いたいときにすぐ会えていた家族や親戚たち。
「まさかこんなことになるなんて」と思いながら、自宅を出ない日々を送っていた方々が「まずはとにかく会いに行こう」と、やっと会える時間を最優先していることがわかります。
「宿泊施設でゆっくりする」という結果は、最も多い数字となった温泉旅行と同じく、秋冬に多くなっています。
緊急事態宣言解除後の初旅行を秋冬に予定しているかたは、アグレッシブに遊んだりアクティビティを行うというより「まずは自宅以外の場所でのんびりと過ごしたい」という想いがあるようです。
「初旅行は誰と行きますか?」という質問では「夫婦・カップルだけの旅」という回答が最多となりました。夏は約31%、9~12月は約36%となり、時期を問わず「自粛後初の旅行は大切なパートナーと一緒に」と考えている人が多いといえます。