コロナ収束後に行きたい。海、山、星空…絶景あふれる「鳥取」の夏
まるで海外のような広々とした砂漠が楽しめる「鳥取砂丘」を代表に、中国地方の豊かな自然が魅力を底上げしている鳥取県。日本海に面した地域柄、自然に加えて海の幸などのグルメにも惹かれてしまう鳥取県ですが、夏はどのような世界が広がるのでしょうか。
2020年は新型コロナウイルスの影響で、思うように旅行ができない状況です。だからこそ、四季それぞれに美しく、夏だからこそ体験できる鳥取の「旬の魅力」をいまのうちにチェックしておき、コロナ収束後の旅行先として押さえておいてはいかがでしょう。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
海に山に星空に、日本の自然を心ゆくまで味わえる鳥取の贅沢な夏
つく米棚田
中国地方最高峰の大山(だいせん)に代表される鳥取県の山々ですが、若桜町の氷ノ山(ひょうのせん)には、戦国時代~江戸時代にかけて完成した「つく米(よね)棚田」が見事な景色を広げています。
枚数は現在約100枚に達し、夏から秋の収穫時期まで、目にも鮮やかな緑に輝くつく米棚田です。標高800mほどの場所に位置しており、雑石を下流の谷から運び上げて造られています。
その石積みの繊細さは「一度崩壊すれば決して復元できない」というほど。この見逃せない美しさが表彰され、1999年には「日本の棚田100選」に認定されています。
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ハワイ海水浴場
山々を堪能した後は海も外せないという方におすすめなのが、湯梨浜(ゆりはま)町の「ハワイ海水浴場」です。まるでハワイのような白い砂浜と青く透き通る海は、日本ではなかなかお目にかかれない貴重な風景です。
ビジュアルがハワイのようだから命名されたというわけではなく、名付けられたのは湯梨浜町はハワイと姉妹都市だからという理由から。
安全祈願として佇む海の鳥居が日本らしい神秘的な雰囲気をプラスし、夕焼けに照らされる光景は絶景と評判です。羽合温泉がほど近く、海ではしゃいだ後にくつろげるのも魅力ですね。
白兎神社
神社仏閣めぐりもしたいという方は、鳥取市の「白兎(はくと)神社」へ。あの「古事記」に登場する「因幡の白兎」神話の舞台として有名な神社です。
因幡の国の八上比売(やかみひめ)に恋した大黒様。姫に会いに行こうと目指す途中で、皮をはがされたうさぎを助けたことで、ライバルの兄弟たちより遅れて到着するも、見事姫に選ばれ結ばれる…というこの神話から、白兎神は「縁結びの神様」としても評判に。
この神話は日本最古の恋物語として伝えられていることもあり、白兎神社は「恋人の聖地」として認定され、いまも多くのカップルが訪れます。恋人との旅行では訪問必須の名所だといえそうです。
旧国鉄倉吉線廃線跡
まだまだ知られざる名所が眠っている鳥取県。異世界のような光景が話題となっているのが「旧国鉄倉吉線廃線跡」です。廃線後30年以上が経過する国鉄倉吉線の遺構が至るところに残り、思わず当時の佇まいを想像してしまう姿が強い印象を残す名所です。
幻想的な光景に息をのんでしまうのが、泰久寺(たいきゅうじ)駅跡から山守トンネル間の竹林です。レールが竹林のなかを走る姿は、写真映えポイントとしてもじわじわと人気を呼んでいます。