外国人が気になっていた、大好きな「日本」に関する5つの疑問
仕事がなくても移住はできる?
先ほどは日本に移住するメリットとして、イギリスのWebメディアは「英語指導の仕事で十分な稼ぎが得られる」と、紹介しているとお伝えしました。
やはり仕事は移住先で、とても大事なポイントです。貯金だけで暮らせる、資産運用だけで暮らせるような人はごく少数。
なので「仕事がなくても日本に行ける?(Can I move to Japan without a job?)」「英語の先生はいくらくらい日本で稼げる?(How much do English teachers make in Japan?)」といった質問を検索する人が多いのは、至って当然のことですよね。
しかしながら仕事がなくても日本に行けるかという問いに対しては、人それぞれという答えにはなってしまいます。
ただ、ひとつの例としてアメリカの引越サービスの大手プロバイダー「Moving.com」が、「日本の東京に引っ越す際にあなたが知る必要があること(What You Need to Know When moving to Tokyo, Japan)」というタイトルで、情報を提供しています。
ずばり、仕事がなくても「観光ビザ(短期滞在ビザ)」なら最大で90日間、日本に行けるので、その滞在期間中に仕事を獲得すればいいとのこと。
しかも、「多くの人が東京に観光ビザで行き、期限が切れる前に仕事と就労ビザの取得を狙っている(A lot of people moving to Tokyo get a tourist visa with the hopes that they can secure a job and a work visa)」と書かれています。
この話は、本当なのでしょうか?
観光ビザで日本に来た途中に、仕事が見付かったらそのまま在留できるという話が本当だとしたら、日本への移住は想像以上に簡単なはずです。
特に英語圏の人たちにとっては、英会話教室の講師の仕事という自分の語学を活かした仕事があるので、チャンスも少なくないのではないでしょうか。
結論からいうと日本では、原則として観光ビザから就労ビザ(在留資格)への変更は認められていません。しかし、観光ビザで来て国内で仕事を探すことは可能です。
渡航費用を抑えるために日本に滞在したまま就労ビザを申請したいというケースはよくあることだそうですが、「やむを得ない特別の事情」を除き、短期滞在者は一時帰国して「在留資格認定証明書」を取得し直して再入国する必要があります。
だからこそあらかじめ移住を考えているかたは、外国人の講師のニーズを調べる質問を多数、寄せているのかもしれません。
- 「英語の先生はいくら日本で稼げる?(How much do English teachers make in Japan?)」
- 「私は英語を日本で教えられる?(Can I teach English in Japan?)」
- 「英語を日本で教えるのに学位がなくても大丈夫?(Can you teach English in Japan without a degree?)」
- 「英語の先生に日本でなるのは大変?(Is it hard to be an English teacher in Japan?)」
- 「日本で英語を教えるのに日本語を知っておく必要はある?(Do I need to know Japanese to teach English in Japan?)」
- などなど、全て英会話講師に関する質問です。
確かに筆者の身の回りにも一時期、日本の英会話スクールで教えている英語圏の外国人と、たくさんの付き合いがありました。
もしかするとあの外国人たちのなかには、最初は観光ビザで来日し、その滞在期間中に英会話教室の仕事を手に入れた人たちも含まれていたのかもしれませんね。