本格的な秋が到来し、各地で紅葉が見ごろを迎えています。新型コロナウイルスの流行により旅行を断念せざるを得なかった2020年上半期でしたが、「GoToトラベルキャンペーン」や自治体ごとのキャンペーンもスタートし、温泉旅行の人気が急上昇しています。

日本屈指の温泉地のひとつ、神奈川県・箱根温泉郷では、10月下旬～12月上旬が紅葉真っ盛りのシーズン。ゆったりと温泉に浸かり、紅葉を眺める旅行にぴったりの時期です。

そこで今回は、株式会社小田急リゾーツの「紅葉狩り」にぴったりな箱根のホテルを、見ごろと共にご紹介しましょう。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

小田急 山のホテル

例年の見ごろ：10月下旬～11月中旬

静かな湖に癒される、箱根の人気エリア「芦ノ湖」の湖畔にある「小田急 山のホテル」。

さかのぼること約110年前、1911（明治44）年に三菱の創業者である岩崎弥太郎の甥が建てた豪華な別荘をいまに受け継いだ、ヨーロッパの古城を思わせるホテルです。

たびたび華やかな「園遊会」なども催されてきたという由緒正しい庭園には、広大な敷地にヤマザクラやモミジなど、約300本にもなるという木々が植えられています。一斉に紅葉を迎えて色づくさまは、まさに絵画のような壮麗さです。

紅葉の奥には目の前の芦ノ湖はもちろん、富士山も見えるという絶景スポット。庭園内には「紅葉の小径」と呼ばれる散策路があり、ゆったりと散歩を楽しむことが可能。

「ローズガーデン」にはバラも咲き乱れ、自然の美をじっくりと堪能できます。

山のホテルで人気なのが、芦ノ湖に浮かぶように建つ「サロン・ド・テ ロザージュ」。「デザートレストラン」と呼ばれ、キラキラと輝く湖面を眺めながら伝統のスイーツを味わえます。

秋限定の「秋の彩り－ロザージュフルーツパイ－」は、伝統のパイ生地にさつまいものアイスクリームを乗せ、秋のフルーツで飾られた華やかな一品です。

ロザージュは「日本紅茶協会」の認定を受けるほど紅茶への造詣も深く、ティーインストラクターが厳選した紅茶とともにスイーツをいただく、至福のひとときを過ごすことができますよ。

箱根 ゆとわ

例年の見ごろ：11月上旬～11月中旬

箱根の人気エリアである強羅で、2019年にオープンしたばかりの「箱根 ゆとわ」。

強羅駅から徒歩5分とアクセスも抜群。ホテルタイプとコンドミニアムなどを含めた3つの建物で構成され、お部屋から大浴場にいたるまで、館内のすべてが「SNS映え」といえるおしゃれな空間に仕上がっています。

なかでも「ナカニワ」と呼ばれる中心部の庭園エリアで、自家源泉を引いた足湯とともに紅葉を楽しむひとときは格別。

ぽかぽかと暖まりながら、美しく色づくヤマモミジやケヤキなどを眺めていると、あっという間に時間が経過してしまいます。

「ゆとわ」では、食事の際にも紅葉鑑賞が叶うのも魅力。ブッフェスタイルが人気のレストラン会場は大きな窓に囲まれ、周囲に広がる鮮やかな紅葉の外輪山を眺めることができます。

温泉のあとや食後にゆったりとくつろぐことができる「ライブラリーラウンジ」では、700冊もの本を自由に手に取ることができ、秋を感じる本も満載。

円形にくり抜かれた本棚に入り「読書の秋」を満喫する1枚を撮影してみてはいかがでしょうか。

日帰りで、露天風呂と紅葉を堪能